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目が合って、
丸山くんの顔が、くしゃあっと崩れる。
「窓からAちゃんが歩いて来るん見えたから。
お迎えに来た」
その笑顔と言葉だけで、急上昇。
私って、つくづく単純に出来てるなあ。
いつも人でざわざわしてた事務所には誰もいなくて、
静まりかえってる。
ちょうどお茶時。
前に相談に乗ってもらってた、
お客さん用の応接室ではなくて、
丸山くんがさっきまで一人仕事してたらしい、
小さなミーティングルームに通してくれた。
オレンジ色のお洒落な丸テーブルを挟んで、
スツールに腰掛けて、向かい合う。
私の中では、
気分はすっかりデート。
飛び跳ねたい気持ちが、
顔に滲み出ちゃってるかも・・・
「良かったの？
休日に事務所にお邪魔したりして」
「誰もおらんし。
もし誰か来たら、
相談て事にすればええんちゃうかな」
「丸山先生、案外悪いんだ」
二人だけの秘密が出来た気分で、
浮かれてるのは、私だけなのかな？
「ええやんか、このぐらい。
朝から張り詰めてたけど、
Aちゃんの顔見て緩んだわ」
そんな事、言っちゃっていいの？
でも、丸山くんて、
誰に対しても、
リップサービスが過ぎる人だからな。
過度な期待はやめておこう。
「緊張感のない顔してます」
そう答えたら、
丸山くん、ふっと笑って。
「Aちゃんの笑顔、癒されます。
めっちゃ落ち着く」
ますます、
勘違いしてしまうような台詞、
息を吐くように大量放出。
ここで可愛らしく振る舞えたら、
私たちの関係も、
もしかしたら、少し違ってくるのかも。
だけどやっぱり、
ただのおべんちゃらかもしんないし。
丸山くんて、掴み所ないんだもん。
「またあ。口が上手いんだから」
重苦しい空気になるのが怖くて、
笑い飛ばしてしまった。
「そんなんとちゃうよ」
丸山くんの声、低くて、いつもと違う。
またまたあ、って笑おうとして、
出来なくて、息を飲む。
何これ。
すごい緊張感・・・
「Aちゃん、」
「はい」
心臓って、こんなに早く打てたっけ？
私、どんな顔してる？
いい大人なのに、
息、止まりそうだよ。
「実は相談あるねん。
来月の花見の件なんやけど・・・」
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ひ み さ(プロフ) - 完結お疲れ様でした(*^^*) 途中ハラハラしましたけど、最後は主人公ちゃんが幸せそうで良かったです、ありがとうございました♪ (2020年9月25日 2時) (
レス) id: 3389004d8b (このIDを非表示/違反報告)
yume.no.(プロフ) - 優しいマルちゃん全開でしたねー！大倉くんはかっこよかったし！！！、、、今は心配ですが、、。とにかく完結までお疲れ様でした！最後まで書いてくださりありがとうございました！★ (2020年9月25日 0時) (レス) id: 979f5b0d6b (このIDを非表示/違反報告)
ちえっち(プロフ) - foolさんお疲れ様様でした！沢山楽しませて頂きました^ ^更新される度にワクワク・ヒヤヒヤで(笑)ハッピーエンドで私も幸せな気持ちになりました(*^^*)私foolさんのお話大好きです！また楽しませて頂ければ嬉しいです^ ^が、一先ずは本当にお疲れ様でした！ (2020年9月24日 17時) (レス) id: 1ce7c64885 (このIDを非表示/違反報告)
丸まる(プロフ) - 更新、有難うございます！ 丸ちゃん・・・幸せになって笑って欲しい。続きを楽しみにしています♪ (2020年9月6日 19時) (レス) id: a153ec6e2b (このIDを非表示/違反報告)
ふぅ(プロフ) - ああ、大倉くんに流れてしまいそうです……。続きが楽しみです。 (2020年9月6日 2時) (レス) id: 8d5c06a381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2019年12月25日 10時
