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土曜、日曜と生きた心地なんかしいひんかった。
はああ。あああ。
あああああ。
「やってもうたぁ・・・」
マグマ沸々の地の底まで落ちてる俺に、
「なあ、言うてええ？
大倉、ほんまのヘタレやな」
渋谷課長は、容赦ない。
融資先の町工場を出た後、
渋谷課長が、俺があんまり元気ないから、
奢ったるわ、言うて。
昼飯かと思たら、
駄菓子屋でソーダアイスやった。
日差しの強い、軒先のベンチに座って、
三十路のおっさん二人で、
棒アイス食べてるって・・・
「んなもん、
お前んち、強引に連れて帰って、
やることやってまえば、
良かっただけやんけ」
アドバイスも独特で、ずれてる。
「そんなことしたら、
俺、あいつに死ぬまで絶交されますって」
「あほっか。
相手は寂しい失恋女やろ？
そこに付け込まれへんて。
お前はほんまに男か？」
「やから、男に見られてないん、
確定したんすよ」
言うてて、情けななってきた。
昨日一昨日と、
土日、続けて、
Aにラインしたけど無視されたし。
こんなこと、長い付き合いで初めてやった。
「やからこそ、押し倒して、
お前も男やって認識させるんやんけ。
アホか」
やっぱり、
渋谷課長の恋愛観は偏ってる。
けど、他に相談出来る人なんかおらんしな。
「他の方法ないっすかね」
「せやなあ。
場所変えてみたらええんちゃう？
いつもヒナとの思い出の店やから、
嫌でもあいつを思い出すんや。
そうや、なるだけ遠くに連れて行け。
ヒナと偶然会うてしまわんとこや」
たまには渋谷課長もええこと言う。
感心してたとこ、
「で、押し倒すんやで！」
結局、それか！
昼飯に蕎麦食うて、
午後はベンチャー企業寄って、
おやつどきに、
汗かきつつ、
二人して銀行に戻ったら、
投資相談のソファで、
Aがお得意様のお婆ちゃんと話してた。
はあ。
今日から一年ぶりの夏服。
めっちゃ可愛ええ。
ちらっと、こっちを見たけど、
げって顔されて、
思いっきり、視線、晒された。
やっぱ、落ち込むわ・・・
こんなことになるなら、
気のおけない同期でおれば良かった。
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ひ み さ(プロフ) - 完結お疲れ様でした(*^^*) 甘々な大倉さんもおちゃめな渋谷さんも、とっても素敵でした(///∇///) めっちゃキュンキュンしました、ありがとうございました♪ (2019年6月7日 18時) (
レス) id: 6eb2ce4a4e (このIDを非表示/違反報告)
yume.no.(プロフ) - 甘々な大倉くん、堪能させていただきありがとうございました！終わってしまって寂しい、、皆さんもおっしゃってますが、渋谷課長も最高でした！☆ (2019年6月7日 14時) (レス) id: 716f977705 (このIDを非表示/違反報告)
めちゃ(プロフ) - お話はもう夏の終わりでしたが、実際は梅雨前のジメジメした雨の日、でも爽やかな風が吹いたようなfoolマジックにかかりました。ちょこちょこいい奴の渋谷課長好きでしたありがとうございます。甘々のおーくらのチキンな感じも癒されました。次作誰がいいかな？ (2019年6月7日 13時) (レス) id: 4322b64262 (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ - 神ちゃんで読みたいです^_^ (2019年6月7日 0時) (レス) id: 871c82ebc0 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - 空恋はヤスがいいなぁ｡ (2019年6月6日 23時) (レス) id: 2b97de42d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2019年5月25日 8時
