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強張った顔してAが答えたら、
そいつ、背後に回って、
ピタッと身体、くっつけた。
ちょっと離れてたところで見てたけど、
慌てて駆け寄ってるうちに。
「寂しいでしょ？
良かったら、俺が相手してやろうか？」
耳元で言いながら、
さっと、Aのお尻、撫でてん。
瞬間、頭に血が上って、
なんも考えられへんなってて。
気付いたら、
そいつの手首、ひねりあげてた。
はらわた煮えくり返ってるけど、
相手は本部の上司やし。
「すいません。
僕の彼女に何か用ですか？」
なんとか、冷静な声を絞り出す。
けど、相手の手首は掴んだまんま。
「・・・彼女？
Aさん、大倉君と付き合ってたの？」
「えっと、・・・」
戸惑ってるAを遮って。
「はい。
なんで、年がどうとか、
寂しいとか、心配してもらわなくても、
大丈夫です」
俺が代わりに答える。
「村上支店長とは？
二股？」
こいつ、しつこいな。
疑いの目を向けてくるから。
「あれ、誤解なんですよ。
村上支店長との噂は、
根も葉もないもんで、
ほんまは僕の彼女なんで。
行内で噂になっても、
周りがやりにくい思って、
内緒にしてたんですけど」
断言してやったら、
やっと飲み込んだんか、
「ちっ、なんだよ」
舌打ちしやがった。
さっきから、
こいつのポロシャツの胸ポケットで、
携帯の着信音がうるさい。
「携帯、鳴ってますよ。
奥さんからやないですか」
しゃあないから、
手首、放してやったけど、
知らず知らずのうちに、
めちゃくちゃきつく握ってたみたいで、
真っ赤なってる。
いきなりはなされたせいで、
ふらついてるくせに、
「ああ、そうだな」
余裕ぶって言うた後、
「もしもし、まみちゃん？」
裏返った声で電話に出て、
慌てて、この場から逃げるように離れてった。
Aは、困り果てた顔してる。
俺の方、向いてもくれへんし。
俺の彼女なんて、嘘ついて、
迷惑やったかな、って。
けど、どうしても助けたかった。
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ひ み さ(プロフ) - 完結お疲れ様でした(*^^*) 甘々な大倉さんもおちゃめな渋谷さんも、とっても素敵でした(///∇///) めっちゃキュンキュンしました、ありがとうございました♪ (2019年6月7日 18時) (
レス) id: 6eb2ce4a4e (このIDを非表示/違反報告)
yume.no.(プロフ) - 甘々な大倉くん、堪能させていただきありがとうございました！終わってしまって寂しい、、皆さんもおっしゃってますが、渋谷課長も最高でした！☆ (2019年6月7日 14時) (レス) id: 716f977705 (このIDを非表示/違反報告)
めちゃ(プロフ) - お話はもう夏の終わりでしたが、実際は梅雨前のジメジメした雨の日、でも爽やかな風が吹いたようなfoolマジックにかかりました。ちょこちょこいい奴の渋谷課長好きでしたありがとうございます。甘々のおーくらのチキンな感じも癒されました。次作誰がいいかな？ (2019年6月7日 13時) (レス) id: 4322b64262 (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ - 神ちゃんで読みたいです^_^ (2019年6月7日 0時) (レス) id: 871c82ebc0 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - 空恋はヤスがいいなぁ｡ (2019年6月6日 23時) (レス) id: 2b97de42d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2019年5月25日 8時
