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「食器用の洗剤つけて、
たたいたら落ちるから」
部屋の隅の小さなソファに座って、
Aが布巾で、ささっと応急処置をしてくれてる。
こんなん、また惚れてまうやん。
二人きりの大チャンスや。
デートに誘ってええかな。
なんなら、気持ち的には、
告白してまいそうな勢いやねん。
「・・・A、あのさ」
話しかけただけで。
「ねぇ、だから先週からどうしたの？
なんで名前で呼ぶの？」
撃沈。
いや、怯んでる場合ちゃう。
「・・・あかんの？」
椅子に座ったまんま、
少し離れたところにおるAを、
じっと見る。
「・・・あかん、ていうか。
なんか気持ち悪い。
慣れなくて落ち着かない」
身もふたもない言い方されて、
落ち込む。
けど、ここで引いたらあかんよな。
「そのうち慣れるやん。
名前で呼びたいねん」
「・・・」
また、困った顔、させてもうた。
けど、後には引かれへん。
俺のこと、男として意識して欲しい。
村上支店長より、誰より、
一番そばにおりたいねん。
「・・・ええやろ？」
「好きにしたらいいけど。
銀行内ではやめてよね。
オークラファンの女子行員たちに、
殺されちゃう」
「別にファンなんかおらんって」
A以外の女の子なんか、目に入らんのに。
言うたらまた、困った顔させてまうよな。
「はい。
あとは洗濯機で普通に洗えばいいよ」
ソファから立ち上がって、
Aが、シャツを俺に差し出す。
俺がＴシャツだけってことに、
ようやく気付いたみたいで、
今更、照れた真っ赤な顔なった。
今、ちょっと意識してくれたよな？
シャツを羽織って、ボタンしめてたら、
「じゃあね、お疲れ様でした」
Aが休憩室を出て行こうとする。
妙に焦ってもうて。
「A！ちょっと待って！」
手首掴んで、そのまま後ろから抱きしめたい衝動を必死で抑えてる。
「オークラ、この前からおかしい。
友達なのに・・・」
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ひ み さ(プロフ) - 完結お疲れ様でした(*^^*) 甘々な大倉さんもおちゃめな渋谷さんも、とっても素敵でした(///∇///) めっちゃキュンキュンしました、ありがとうございました♪ (2019年6月7日 18時) (
レス) id: 6eb2ce4a4e (このIDを非表示/違反報告)
yume.no.(プロフ) - 甘々な大倉くん、堪能させていただきありがとうございました！終わってしまって寂しい、、皆さんもおっしゃってますが、渋谷課長も最高でした！☆ (2019年6月7日 14時) (レス) id: 716f977705 (このIDを非表示/違反報告)
めちゃ(プロフ) - お話はもう夏の終わりでしたが、実際は梅雨前のジメジメした雨の日、でも爽やかな風が吹いたようなfoolマジックにかかりました。ちょこちょこいい奴の渋谷課長好きでしたありがとうございます。甘々のおーくらのチキンな感じも癒されました。次作誰がいいかな？ (2019年6月7日 13時) (レス) id: 4322b64262 (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ - 神ちゃんで読みたいです^_^ (2019年6月7日 0時) (レス) id: 871c82ebc0 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - 空恋はヤスがいいなぁ｡ (2019年6月6日 23時) (レス) id: 2b97de42d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2019年5月25日 8時
