風は笑う【ピクミン】 (ページ2)

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とある少女の備忘録ページ2

…あ、あれ…ここは、どこ？

なんで私はここに…

体を起こすと、そこは見慣れた景色だった。

「…PNF404.…なのかな…？」

声を出した瞬間、聞きなれた声が聞こえてくる。

「…あ…ピクミン…？」

「…いたんだね」

立っていたのは、赤ピクミンだった。長い鼻が特徴的。

「…。」

バッグから笛を出し、赤ピクミンに吹いてみる。

すると、ピクミンはこちらに寄ってきた。

「…私と、あったことあるのかな…」

帰るはずのない返事に期待しながらも、そういってみる。

「あったことあるよ！」

「…え？」

「え？」

「…？？」

何故かピクミンの言うことが理解できた。どうして？

「…え、えっと…こんにちは？」

「こんにちは…こんにちはって何？」

「…や、やっぱり、わかる…あ、あとこんにちはは挨拶だよ…」

「…そうなんだ！こんにちは！って、どうして言葉がわかるの？」

きょとんと一人のピクミンが首をかしげる。

「…え、えっと…それがよくわからいんだ。」