【名探偵コナン】風見妹は先を見越す【警察学校組】

保険の真実 ページ23

「なんでそんな事が分かる？」

『だからあむぴは保険なんでしょ！？』

杞憂に終わったら何よりの案件なのよ！

「何を聞いたんだ電話で！」

『事務所についてから話すわよ。』

事務所につき、施錠とセキュリティを解除する。

先に入ったのはあむぴとヒロさん、最後に私だ。

この“事務所の入り方”も先程車中であむぴに説明した…

筋書きは“依頼人(あむぴ)”が“事務員(ヒロさん)”と知り合いで至急聞いて欲しい依頼で急遽“探偵(私)”に相談してきたというモノ…だから夜な夜な事務所を開けた、である。

事務所の入る順番は何時も依頼人、事務員、探偵の順番…なのであむぴ、ヒロさん、私と入った…

電気をつけ“応接室”にあむぴとヒロさんが先に入り。私は事務所のパソコンと持ち出したUSBを応接室に持ち込み、窓のカーテンを全て締め切る。

余念は私が“許さないから”ね？

「で？…何でここ迄するんだ…？」

『あむぴ言ったでしょ？公安お得意の違法捜査するからって…トロピカルランドの防犯カメラ、ハッキングしてるんだけどね？』

「は！？おま、マジでしてたのかA！！？」

『目的は違ったけどね…(言えるわけないじゃない！組織の取引に新一君巻き込まれるだなんて…！！)』

「……本当だよな？」

『ヒロさん真顔でやめてよ！いいじゃない若い子の恋を見守ろうとするのッ！何がダメなの！？』

「やり方が駄目だって言ってるんだ…後過保護か！！！」

『蘭ちゃんと新一君は私の可愛い妹と弟なのよ！！？』

「いい加減に早く本題に入れ！！！」

「『ごめんなさい！/すまんゼロ…！』」

締まらないの私の所為じゃない絶対ッ！！！

『で…あむぴがここに居る理由は…』

嘘、マジで映ってる！？

「「これは！？/ジンにウォッカ！！？」」

『デート中にジェットコースターで事件に巻き込まれたってあの馬鹿ホームズが言ってたの…』

御丁寧に二人の特徴も教えてくれてね？

『いやぁな予感的中だよ…』

これ、あむぴが後で処理してもらっても？

「そう言う事か…」

不敵に笑った彼にそういう事だよ…とアイコンタクト。

「バーボンとして処理しろって事か？」

『ヒロさん正解…』

私達が此処で探ってるのがバレたら…

「…素性を調べられる、か？」

『そういう事…因みにUSBはハッキングや位置特定の偽情報を流してるからバレない。』

だからバーボンの仕業にして映像を差し替えれば違和感もない。




こんな特定映像、見てる時点で駄目でしょ？

君の身を案じる→←ハンドルを握る手は震える。

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