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二人だけの乾杯 剣城 ページ38

「あっ…ちょっと待ってくれ!」
「…どした?さっきのに対する答えは聞かないけど?」

空中でブレーキをかけて止まったディアボロ。

「…行く前に…二人で乾杯しねえか?」
「ほう…さっき言ったはずだけど?悪魔に媚び売ってもロクな事無いって。」
「媚びじゃねえよ。ただまあ…友情の証みたいな…?」
「はあ…そうですか…じゃ、付き合ってやりますか。」

ディアボロは小さなお猪口を二つ取り出し、そこに酒を注ぐ。

「ほら。」

ディアボロは剣城の隣に立ち、お猪口を1つ渡した。

「…サンキュー。…それじゃ…。」
「この最強で最狂な世界(幻想郷)に。」
「…俺たちの幻想郷に…。」
「「…乾杯。」」

お猪口同士をぶつけ合う二人。
そのまま二人はお猪口の酒を飲み始める。

「…うっ…がああっ…!辛っ…!なんっだこれ…!」
「あっはっはぁ!やーっぱりガキだねえ!」
「うえっ…。はぁ…暫く酒は飲みたくねえな…。」

疲れ果てた様子の剣城にディアボロは、

「ふと思ったんだけど…。剣城って幻想郷(この世界)のこと、どー思ってるの?」
「えっ…そうだな…。…うーん…月並みな事しか言えないかもだが…。」

剣城は一間考えて、そして言った。

「…『ラブ&ピース』溢れる世界かな…って思う。」
「…ラブ&ピース…?」
「そ。この世界の人は、基本的に平和に平穏に暮らしてる。現世の喧噪もしがらみも関係無く、自由気ままな生活さ。」
「でも、最近は異変だらけだけど?」
「…それでも俺は、この世界の『ラブ&ピース』の為に戦い続けるさ。正義のヒーローってのは、そういうもんだろ。」
「カッコつけおって…まったく…。」

ディアボロは呆れた様子でため息をつき、再び酒を飲み始める。

「アンタのせいで、酒がいつもより甘ったるいよ。」
「へへっ…そりゃどうも。」

剣城はそう言って立ち上がる。

「じゃ、俺はこの後カラオケに参加するが…ディアボロはどうだ?」
「うーん…気が向いたらかな?」
「何だよそれ!…まあいいや、それじゃ。」

剣城はそう言って会場へと戻っていくのであった…。

ーーーーーーーー

二人の乾杯シーン…どうしても書きたかったんです…!

開き直っていいのかわかんない。 中原優夜→←星空の元で ディアボロ



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うp主こと東方好き死神まお(プロフ) - 更新しました&続編作りました!空白の1話作っておきましたので次に更新する方はそこ使ってください! (5月20日 18時) (レス) id: 135c03a3ed (このIDを非表示/違反報告)
うp主こと東方好き死神まお(プロフ) - 更新します! (5月20日 18時) (レス) id: 135c03a3ed (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - まおさん、次の話が22巻ラストなので、宴会を締めちゃってください! (5月20日 15時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
十六夜紅葉@斎藤一推し(プロフ) - 更新しました! (5月20日 10時) (レス) id: cd2f489e99 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜紅葉@斎藤一推し(プロフ) - 更新します! (5月20日 10時) (レス) id: cd2f489e99 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サナティ x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2023年5月2日 21時

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