ここらでばたんきゅー アレグリア&メーティス ページ28
何巻ぶりの登場かわからないが、双子は未だに幻想郷を歩いていた。
博麗大結界の端(彼女達は知らないが残酷な事に西端)から博麗神社―つまるところ反対方向まで、
ひたすら歩み続けていたのだ。
「メーティスぅ…まだ…まだ着かないの…?」
「うるさいのう!何回の台詞を言うつもりじゃ!?黙って集中する事で足の痛みから気をそらしているんだから黙っておれ!」
突然の旅路で、彼女達の足は正に限界だった。
力が抜けたような声で言うアレグリアにメーティスが人差し指を向けて怒鳴る。しかし、2人は言い争いに関してはいくら足が悲鳴を上げようと本調子だった。
「だってだって!もう何時間歩いたかわかんないわよ!?歩き始めた時はまだ日が昇りきって無かったのに!見なさいよこの空を!もう日が沈んでるじゃないの!」
「現状を嘆いて何になる!?口を動かしている暇があるなら足を動かせ中途半端!」
「うるさい黙れこのポリゴンショ…」
いつも通りの罵倒は、そこで途切れた。アレグリアは、言葉を失い人差し指で“それ”を指差す。
疑問に思ってアレグリアの指す方を向いたメーティスも、言葉を失った。
「…あ…あれ…あれって…」
「…ああ…もしかしなくても…あれは…!」
「博麗神社!!!」
―かつて、
先程までの罵倒が嘘のように、二人は手を取り合って喜ぶ。
―しかし、二人の意識は次の瞬間まで続かなかった。
長すぎる旅路で心身共にダメージを負って限界に達した二人は、目的地に辿り着く目前で二人仲良く倒れこんだ。
博麗神社という場所 レイカ→←ちょっと遅れはしたけども 薬兎いつき
3人がお気に入り
「募集企画」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うp主こと東方好き死神まお(プロフ) - 更新しました&続編作りました!空白の1話作っておきましたので次に更新する方はそこ使ってください! (5月20日 18時) (レス) id: 135c03a3ed (このIDを非表示/違反報告)
うp主こと東方好き死神まお(プロフ) - 更新します! (5月20日 18時) (レス) id: 135c03a3ed (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - まおさん、次の話が22巻ラストなので、宴会を締めちゃってください! (5月20日 15時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
十六夜紅葉@斎藤一推し(プロフ) - 更新しました! (5月20日 10時) (レス) id: cd2f489e99 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜紅葉@斎藤一推し(プロフ) - 更新します! (5月20日 10時) (レス) id: cd2f489e99 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サナティ x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2023年5月2日 21時