第二戦:打開策 剣城 ページ45
戦闘開始から約1分半。剣城は粘りながらも劣勢に立たされていた。
(くそっ…！この人…隙が無い！)
剣城は憂梦の完成された剣術に大苦戦していた。
(この人、隙が無くて攻撃がまともに通らない…！その上…！)
憂梦は剣城の攻撃をはじき返して懐に入り下段から刀を振る。
剣城は咄嗟の判断でスペルカードの羽を生やし距離を取る。
(くっ…！ちょっとでも隙を見せると必殺級の攻撃を叩き込んでくる…！)
剣城は空中に浮かびながら銃及びその他諸々の装備を展開する。
「射撃『クアッドブラスター』！！」
軽機関銃2丁、腰のビームランチャーを連射する剣城。
が、憂梦はそれを見切って回避しつつ接近して攻撃。
(くそっ！俺の弾幕もまあ避けるよな…！弾幕を撃つとかえって不利…！)
近接戦だと不利。遠距離戦だともっと不利。
戦闘開始からずっとこのような状況で、剣城に着々とダメージが蓄積していた。
(このままいってもジリ貧だ！打開策を…)
と考えていると、剣城に一つの案が浮かんだ。
(そうか！俺の隙に攻撃を叩き込んでくるんだったら…！)
剣城は武装を剣に持ち替え、憂梦へと走り出す。
「斬撃『風剣乱舞』！！」
―剣城のとった行動は、超高速の連続攻撃。
剣に風の霊力を纏わせ極限までスピードを高めての連撃だった。
「なっ…！」
(…とにかく連続で…かつ絶え間なく攻撃を叩き込む！そこに淀みがなけりゃあ反撃も無い…！だからひたすら叩き込め！)
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラアアア！！」
激化する剣城の連撃。
―そもそも、剣城の剣は技術も伝統もへったくれも無い我流の剣術。
剣城の放ったスペルカードは風の霊力を纏わせてスピードを上げた剣をただただ自分の感覚で振り回しているだけ。それ故に剣筋が憂梦に読まれず防戦一方となっていた。
(絶対に勝つ…俺の剣で！)
ぼっちは慣れっこなので 凛音→←叩き込め、「全力全開」 剣城
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「募集企画」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
フウ(プロフ) - 続編完成しました！【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kazami13355/】続編第一話に不満があればお願いします…！ (2023年4月25日 22時) (
レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新しました。ついでに続編作ります！ (2023年4月25日 22時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - OKです！更新します！ (2023年4月25日 21時) (レス) @page48 id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
うp主こと東方好き死神まお（別アカ） - 更新しました！（フウさん、憂梦の扱いは容赦なく刃を振るなり手を差し伸べるなり何か別の展開にするなりお好きにどうぞ） (2023年4月25日 19時) (レス) @page48 id: 3fddc0398e (このIDを非表示/違反報告)
うp主こと東方好き死神まお（別アカ） - 更新します！ (2023年4月25日 19時) (レス) id: 3fddc0398e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サナティ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/
作成日時：2023年4月4日 10時
