【募集企画】東方幻想記録物語 20巻

一目見りゃわかる、同族だ　狂月 ページ29

「うわっ」

トランスが切れたら発動切れたら発動切れたら発動を繰り返していたそんな時、突如足場が無くなるような感覚がした。と思えば次の瞬間自分の体は奇妙な浮遊感に包まれ、どこかに腰を打ち付ける。まぁなんとも摩訶不思議な現象である。がしかし嬉しすぎて自分でも興奮しすぎて怖い。

幻想入り茶番劇や東方の小説等でこういう表現は100万回見た。あらかた八雲紫とかその辺の仕業だろう。語彙力無くなるレベルで凄い嬉しい。おそらく今の自分は幻想入りした事による一時的な興奮状態、つまりこの後落ち着けば一気に力が抜ける。まぁ、幸か不幸かまだまだ興奮は冷めなそうだが。

さて、一旦落ち着いて考えてみるが何故自分はこんな畦道に飛ばされたのだろうか。幻想入りした説明をするなら普通は博麗神社か隙間の中だろう。意図的にここに飛ばされた理由と言えば、矢張り―

「あ、いたわ、第二村人発見！いえ、第二というより今この瞬間に落ちてきたけど！」

執筆者(神)に愛された者との遭遇、だろうか。

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