【募集企画】東方幻想記録物語 20巻

ラーメン 剣城 ページ25

一軒家組、麗羅、そして蒼たちの会話が始まる傍らで、剣城たちは途方に暮れていた。

「どうしよ…。」
「あれだけ人数が多かったら、昼食選びが大変になりそうね…。」
「…これは、自分たちで行くしかないか…。」
「…ですね…。」

苦笑いしながらも、剣城たちはその場を離れることにした。

――――――――

四人が到着したのは、ラーメンの屋台。ここで昼食をとる事にした。

「これが…ラーメンですか…？」

霊華は器の中になみなみ盛られた豚骨ラーメンを見て言う。

「そうそう。旨いんだよなこれが。」
「ラーメンねぇ…そう言えば私も久しぶりに食べるね。」
「私も。初めて食べるわ。」
「それじゃあ…いただきまーす！」

4人は箸を持ってラーメンを食べ始める。
ちなみにこの段階で霊華が苦戦を強いられていたのはまた別の話である。
恐る恐るラーメンを口に運ぶ霊華。

「…どうだ？」
「…美味しい…！」

目をキラキラさせて言う霊華。

「だろ？」
「…豚の骨が使われているんでしたっけ…その出汁が麺に絡みついて…美味しいです…！」

霊華は夢中で食べ始めた。

「うん、久しぶりに食べるけどやっぱり変わらず美味いねぇ…」
「本当…美味しい…。」

影、幽香も口々に美味しいと言う。
剣城もラーメンを啜り、

「ああ…うめえ…。」

ホッコリした顔で言ったのであった。




因みに、4人がラーメンを美味しそうに食べる現場を通りすがった一軒家組が見て、「幽香さんが…ラーメン…？」と不思議がったのはまた別の話である。

氷の妖精との勝負に勝った！ 虚実ライ→←無理ゲーじゃねぇかふざけんな　真央

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