風花とミルクティー 2 (ページ7)

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目「でも、俺にも何かさせてください。」

『え？』

目「もっと、Aちゃんと仲良くなりたい。」

『へ？』

目「どうやったら俺にくらいは気を遣わないでくれます？」

『……だって、自分だって私に気を遣ってるでしょ？(笑) 』

目「じゃあ、Aちゃんは誰に対してなら気を遣わないんですか？(笑)」

『同い年、かな？(笑)』

目「事務所内はそんなことないですよね？(笑)」

『そりゃあ、しょうがないじゃん。私、例外だもん。色んな意味で。』

目「……じゃあ俺だけは同い年ってことにしてくださいよ。」

『へ？』

目「俺だけは、Aちゃんの同い年で同期。そしたら少しは楽に話してくれる？」

『……』

「俺が気を遣わなければ、Aちゃんも気を遣わないでくれますか？(笑)」

『……それやってくれるの？』

目「Aちゃんが怒らないなら(笑)」

『怒らないよ(笑)』

目「そしたら出来ます(笑)」

『……じゃあ、今日から蓮は同い年で、同期だね。』

目「！……うん。よくできました(笑)」

そう言って頭を撫でれば、Aちゃんは擽ったそうに笑った。
なんだか少しだけ、Aちゃんに近付けたような気がして。

実際に、それから少しずつ、Aちゃんは前よりも気軽に話してくれるようになった。
言った通り、俺がタメ口で話しても怒らない。
むしろ、なんだか嬉しそうで。

俺とAちゃんが近くにいることで、新しいバッシングが無かった訳じゃないけれど。
だからこそ、双子って言うことにした。
どうやら誰かが察してくれたようで、他のメンバーもそういう風に言ってくれたりもして。

まだまだ、知らないことの方が多いけれど。
それでもやっと。

仲良くなるためのスタートラインには、立てた気がした。