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しばらくスマホをいじっていれば、そわそわと落ち着かない様子でこちらに寄ってくる数人の姿が。
顔を上げれば、その中心にいるのは通陽、周りには海琉、将聖、廉が取り巻いていた。ちびっこ組だ！
「「「「Aちゃん誕生日おめでとー！！」」」」
白石「きゃー！ありがとうー！！！」
稲葉「これ僕たちからのプレゼントです」
白石「ほんといい子達だねえ」
おどおどする通陽、顔をほんのり赤らめる海琉、期待の目でこちらを見る将聖と廉。なんて可愛いんだろ、なんて思いながら包装を開けると、星の形をした飾りがついている、綺麗なネックレスが出てきた。
田村「Aちゃんは、まさに"一番星の生まれ変わり"だと思ったので！！」
白石「"アイドル"じゃん嬉しいな」
小田「つけてください！」
久保「今！！」
白石「じゃあつけさせていただきますね」
四人の食いつくような視線を感じながらネックレスをつける。鏡で見てみると、光を受けて星がきらりと輝いた。
白石「四人ともありがとう！愛してるよ」
稲葉「あや、あーえーっと」
田村「ほら行くよ」
あわあわする通陽を三人が引きずっていく。誰が最年長かわかんないね、なんて笑みが零れた。すると、一瞬で視界が真っ暗になる。誰かに手で覆われたみたいで。
「だーれだ」
白石「香りでわかるよ。光輝」
黒田「せいかーい」
光輝は前に回ってくるなり、目を軽く見開いた。
黒田「ネックレスつけてんだ。えっろ」
白石「黙れこの変態チョコあげないぞ」
黒田「いやそれはちょっと」
白石「何がだよ」
黒田「そうじゃなくて誕生日おめでと」
不意打ちで差し出されたプレゼント。メンバーの中で一番長く一緒にいたとは言え、こういう瞬間はいつも照れくさい。
白石「ありがとう」
黒田「開けてみて」
大きめの紙袋を開けると、入っていたのはパーカー。クリーム色を基調とし、全面には大きくくまさんが描かれている。
白石「かわよ」
黒田「レッスンの時とかに来てくれたらなって思って」
白石「やっぱ光輝はわかってたわ」
黒田「だろ」
深田「だーっ！！また仲良くしてる！！そこ！！！」
私と光輝の間に割り込んできたのは、またもや竜生。なんでいっつも入ってくるのかなあ。目の前で取っ組み合いが始まる。
黒田「なんでいっつも邪魔してくんだよ！」
深田「そんなん黒田とおんなじ理由だよっ」
白石「マイバースデーに喧嘩はやめたまえ」
にしても、邪魔する理由が光輝と一緒って、どういうことだろうね？
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柊つむぎ(プロフ) - ちぃさん» ご指摘ありがとうございます！大変重要なことを間違えてしまいお恥ずかしい限りです(-_-;)これからも気をつけさせていただきます！！ (2月10日 11時) (
レス) id: 49c4d3a056 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 素敵なお話をありがとうございます!! すみません、深田竜生くんのお名前が竜星になっちゃってます… (2月9日 22時) (レス) id: 17246f2d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊つむぎ | 作成日時：2024年2月6日 18時
