□白石バースデー ページ7
今日は私の誕生日。また、世間では今日を別の呼び方でも呼ぶ。そう、今日は＿＿、
鈴木「バレンタインデー！！！！！」
楽屋に入ってくるなり叫んだ悠仁に、他のメンバーの視線も私に集中する。さっきのあじの時もそう。あじも全く同じように、バレンタインと叫んで入ってきた。
もう、みんな自分がもらうことばっかりだ。まあ、毎年そうなんだけど。メンバーの大半は、まずは自分がもらえるかそわそわしている。でもそんな中でも、やはりしっかり者はしっかり者な訳で。
川崎皇「A、お誕生日おめでとう！！」
白石「わ！皇輝くんありがとう〜」
皇輝くんが渡してくれた紙袋。いかにも女の子らしいそれは、皇輝くんが勇気を出して可愛らしい店内に入っていく様子が想像されなんとも愛らしい。
白石「開けていい？」
川崎皇「もちろん！」
椅子に座ったまま丁寧に開封する。さらに幾分か包装されたものを解けば、ピンクのきらきらのラメにハートの形のラメもついた、めちゃくちゃ可愛い外観のリップだった。
白石「え！？嘘、めっちゃ可愛い」
川崎皇「喜んでもらえてるみたいでよかった」
白石「めっちゃ喜んでるよ！！今日のPOTATOの撮影にこれつけてく！！」
川崎皇「ありがとう。あ、ちなみに紙袋に俺からの手紙も入ってるから」
白石「えもう皇輝くん大好き」
川崎皇「えへへ」
じゃ、と言って爽やかに帰っていく皇輝くんの後ろ姿を見つめながら、少クラでこのリップの話してやろう、なんて考えが浮かぶ。
そんな風にぼーっとしていると、また別の人が近づいてきた。
檜山「Aお誕生日おめでと」
白石「檜山ぁ〜♡」
檜山「はい、プレゼント」
白石「もうこの二人は今年愛でるしかない」
檜山「俺らのほうが年上だけどね？」
檜山からのプレゼントを開けると、私のメンカラでもある白の、大きなリボンのバレッタだった。
白石「きゃわいい〜♡」
檜山「付けたげようか？」
白石「よろしく」
檜山の長い指が私の髪を優しく通す。下ろしていた髪をハーフアップにまとめてから、バレッタをつけてもらった。鏡で確認すれば、上品なのに可愛らしさもあるリボンに嬉しくなって思わず檜山に抱きつく。
白石「ありがとう大好き」
檜山「うん……おっけー」
白石「おっけーってなんだよ！！」
檜山の甘い香りから離れてあげると、やはり照れていたらしく、すぐに去っていってしまった。さて、次は誰が来てくれるのか。
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柊つむぎ(プロフ) - ちぃさん» ご指摘ありがとうございます！大変重要なことを間違えてしまいお恥ずかしい限りです(-_-;)これからも気をつけさせていただきます！！ (2月10日 11時) (
レス) id: 49c4d3a056 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 素敵なお話をありがとうございます!! すみません、深田竜生くんのお名前が竜星になっちゃってます… (2月9日 22時) (レス) id: 17246f2d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊つむぎ | 作成日時：2024年2月6日 18時
