▽ ページ21
変態発言をした光輝は置いておいて……、いや、置いとけないんだけど、とりあえず置いておいて。次のページを開けば、再び叫び声が響き渡る。
元木「シャワァァァーーーーっ！！！！」
白石「うるさ」
瀧「本気で破っていいですかね」
織山「俺はそのつもりだよ？」
川崎皇「ていうか深田よくこれ耐えたね！？」
深田「がんばった」
と、そこに、騒がしくする大半を疑問に思ったのか、部屋の隅で戯れていた海琉たちちびっこ組がやって来る。
田村「何見てるんですかー」
檜山「だめだ！！思春期男子が見るもんじゃない！！」
小田「いやもう俺ら子供じゃないんですけど」
青木「湧が一番思春期の反応してるけどね」
黒田「もう終わりにしよう！！これ以降は各自で確認！！！」
深田「あ、全員買うのは大前提なんだw」
「あー、なんで選ばれたの俺じゃないんだよ」と呟く光輝に、「みんなそう思ってるっしょ」と悠仁が突っ込む。みんなそこまで言うの！？絶対私ここにいなかった方が良かったやつだよね。
川崎皇「とりあえず感想言うのはやめとこ？本人たちがいるわけだし、配慮してあげよ？」
白石「さっすが皇輝くんかっこいい」
川崎皇「いや……ありがとう」
元木「おいそこ照れんな！！」
そんな流れで、一旦解散。手持ち無沙汰になった私はそうだ、と思いついて檜山に声をかけた。
白石「ひーやまっ」
檜山「何その可愛い呼び方一生俺が守る」
白石「みつあみやって」
檜山「スルーすんなよ〜」
私の生誕祭のとき、酔ったときの記憶はないものの、檜山にやってもらったみつあみが好評だったことは後から聞いた。あ、おさげって言うのかな、そういう感じの。
檜山「まあいいや、可愛いお姫様のお願いならなんでも聞くよ」
白石「きもい」
檜山「ひどいって」
そう言いながらも、檜山は髪をいじり始めてくれる。この感覚、好きなんだよなあ。長い指が頭皮を優しく撫でる感じ。
器用に髪を通していく指が、スムーズに髪を編んでいく。ふと、檜山が口を開いた。
檜山「……あの撮影したときさ、Aは何考えてたの？」
白石「うーん……、とにかくここにいるのはモデルの自分だ、って言い聞かせてた」
檜山「それはやっぱ緊張するから？」
白石「うん」
檜山「ふーん」
俺が聞きたいのはそういうことじゃないんだけどな、なんて呟きが微かに聞こえた。でも、こういうときは聞いたってはぐらかされるってわかってるから。
檜山「深田のこと、好きになんないでよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 406人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柊つむぎ(プロフ) - ちぃさん» ご指摘ありがとうございます！大変重要なことを間違えてしまいお恥ずかしい限りです(-_-;)これからも気をつけさせていただきます！！ (2月10日 11時) (
レス) id: 49c4d3a056 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 素敵なお話をありがとうございます!! すみません、深田竜生くんのお名前が竜星になっちゃってます… (2月9日 22時) (レス) id: 17246f2d9b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柊つむぎ | 作成日時：2024年2月6日 18時
