EP37 ページ8
火神side
部屋で一息ついてると携帯が鳴った
あ？誰だ？
『藤本A』
え？！Aから？！
貴『大我、今時間ある？
いつもの場所に来てくれるかな？』
うわ…//マジかよ//
オレはすぐ行くと返信していつもの場所へ向かった
何だろーな？青峰と何かあったの…か？
イヤ…そういうのを話すなら桃井にだろ
この間ここで会った時はまだ寒さが残ってたが
今はあの時と比べれば寒さが引いてきたな…
貴「呼び出したのに待たせてゴメンね大我」
Aが小走りにやってきた
Aを待つ時間なんて全然苦にならない
火「待つに入らねーよこんなの
それよりどうしたんだ？何かあったのか？！」
貴「あのね……コレ。
ホワイトデーです//」
Aはオレにケーキの箱を渡してきた
火「え？！
ホワイトデー？！白い…日？
そんなのあるのか？！」
貴「日本だとねバレンタインのお返しを3月14日に渡すんだよ
大我はいっぱい食べるからケーキにしたの」
Aがホワイトデーの説明を笑顔でしてきた
火「え…？コレ…Aが作ったの…か？」
さっきのあの言い方…Aが作ったように聞こえたが…
貴「うん//口に合うといいんだけど…」
火「青峰にも…作ったのか？」
青峰のついでに…作ったのかもな…
まぁ…仕方ねーんだけどそこは…
貴「え？大輝？
ううん。作ってないよ？
それに大輝はお返しとか用意して無さそう汗」
…え？青峰には作ってない…？
火「じゃあ…コレ…オレの為に作った…って事か？」
貴「うん！
コレからも大我仲良くしてね？」
Aはとびきりの笑顔でそう言ってくれた//
火「///
…ヤベーな…コレ//」
顔全体が赤くなるのを感じた//
仕方ねーじゃんか！//
オレの為にわざわざ…作ってくれた//
それだけでオレは//
あー…//マジでAを抱き締めてー！！//
火「A！！
ありがとう！！オレ…嬉しいわ//
これからもよろしくなっ！」
オレは…自分の理性を抑え感謝の気持ちを伝えた
嬉しいに決まってる//
貴「喜んで貰えて良かった〜
あ！お母さん心配してるからそろそろ行くね？
またね大我！」
Aはその場を去って行ったがオレは動けずにケーキの箱を見た
オレの為に…//
…早く帰って食べてみっか！！
先月ウジウジしてた自分が笑える
明日この事を黒子に話すか！
喜んでくれるだろうがからかわれるんだろーな
それでもいいんだ！！
オレの足取りも気持ちも軽くなった気がした
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作者名：ochapy | 作成日時：2018年1月31日 22時
