紺青の光おまけ集 (ページ28)

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おまけ27 ページ28

SHRが終わりこれから授業だというタイミングで桃井がやってきた

桃「みどりん今いい？」

緑「桃井。今日は部活は休みの筈だが」

桃「うん。その代わり明日朝練があるからしっかり出てねって連絡事項だよ」

緑「分かった。

ところで桃井。俺の周りに乙女座はいるか？」

情報通の桃井ならこれくらいの事把握済みだろ

桃「乙女座？あ～クスクス

顔に似合わないけどいるよ笑？実は…」

青「オイ緑間！お前の英語辞書借りるわ！」

いきなり青峰が俺の荷物から英語の辞書を引っ張り出し持ち去ろうとした

緑「青峰！オイ！何故俺のを持っていくのだよ」

青「だって隣のクラスじゃねーか

さつきは持ってねーって言うからよー」

緑「待て！俺も今日英語があるんだぞ！」

青「あとで返しに来るって

じゃあな」

緑「ったく…勝手に借りていくとはどういう神経してるのだよ青峰は」

桃「ゴメンねみどりん？

ホント顔に似合わない乙女座君だね笑」

緑「……桃井。今何て言った？」

桃「え？だから大ちゃんは乙女座だよ

似合わないでしょ笑？」

緑「……」

…俺は英語辞書の行方を心配した

緑「…桃井。そういう事は早く言って欲しかったのだよ」

桃「え？あ！もしかして乙女座の大ちゃんがおは朝のラッキーパーソンだった！？」

緑「…逆なのだよ」

その時予鈴が鳴った

桃「あ！もう行かなきゃ！

みどりん！とりあえず英語辞書早く返して貰えるといいね～」

桃井は自分のクラスへ戻って行った

まさか青峰が乙女座だとはな…

その情報が早く知っていれば英語辞書は貸さずに済んだ

とにかく授業が終わったらすぐに取り返さなくては

授業が終わり急いで青峰のクラスに行くと

青峰の姿は何処にもなく机の上にも英語辞書は見当たらなかった

くそっ！！青峰めどこへ行った！！

俺の英語の授業は次の次…

それまでには何とか取り戻さなくては…

次の授業後も急いで青峰の所へ向かうが

またしても居ない

辞書もない

緑「……青峰はどこへ行ったか知らないか？」

俺は近くにいた女子に聞いてみた

女子「え？

青峰君は次体育だからってすぐに着替えて体育館へ向かったよ？」

……最悪だ

これで俺の英語は辞書無しで授業を受けないといけない

誰かに借りに行きたくとも時間もない

もう俺は覚悟を決めないといけないのだよ

これで終わる筈はないのだよ

俺は英語の授業中きっと当たる

辞書無しで答えられる単語だといいんだが