紺青の光おまけ集 (ページ24)

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おまけ23 ページ24

桃「グスッ」

隣を見ると桃っちが少し涙ぐんでいた

桃っちは…私よりみんなを知っている

だから余計に今日のバスケを見てて感傷的になってしまったんだろう…

貴「桃っち」

私は持っていたハンカチを渡した

桃「え？！ヤ、ヤダ～。Aちゃん…

あ、ありがとう」

貴「良かったね桃っち」

桃「うん…グス」

桃っちが私からハンカチを受け取り涙を拭っていると

ボールがこちらへ転がってきた

赤「選手交代だ桃井」

桃「あたし？いいの？」

赤「もちろんだみんな待ってるぞ

それに…俺も藤本と少し話したい」

紫「あ～赤ちんばっかりズルイ～

次オレだからね～」

黄「なら次はオレっスよ」

緑「その次は俺が話すのだよ」

黒「ならボクも」

青「オイお前ら！！」

桃「いいじゃない大ちゃん！

今日だけ特別にさ！よっし！私頑張るよ～！

Aちゃん応援してね～！」

貴「頑張って桃っち！応援するよ！」

桃っちは赤司くんと交代しミニゲームに参加した

赤「こうやって2人で話すのも久しぶりだね」

貴「うん。中学2年以来かな？」

赤「ああ……

藤本。もう1人の俺が勝手な真似をして本当にすまなかった」

貴「その事はもういいよ

もう1人の赤司くん。怖かったけど優しい顔もしてくれてた」

赤「…実は藤本に出会う前から彼は俺の中にいたんだ

そして…今も存在している

…消し去る事が出来なくてね

やっぱりもう1人の自分だからか愛着…みたいなものがあってね」

貴「そうなんだ

消し去っちゃうのは確かに…寂しいかもね…」

だって…彼も赤司くんなんだよね

赤「フッ

やっぱり藤本は優しいな

あんな事言われたのに庇ってくれてありがとう

……実は藤本に頼みたい事があるんだ」

貴「何？」

赤「ああ…

彼からこれだけは…って頼まれていてね…

藤本の事をAと呼んでもいいかな？」

貴「そんな事？全然いいよ！」

赤「ありがとう…A

これからもよろしく頼む」

貴「うん！

あ！なら私も赤司くんの事名前で呼ぼうかな？

征十郎…君は長いから……

征君でもいい？」

赤「！！

本当キミは…///

青峰も手をやく訳だ」

貴「え？やっぱり赤司くんの方がいい？」

赤「いや。その呼び方で頼む」

貴「フフありがとう征君」

紫「ちょっと赤ちん～

そろそろオレと交代して～疲れた～

藤ちんと話したいしお菓子食べたい～」

赤「まだ交代してそんな時間が経っていないが…

仕方ない…また後でなA」

貴「うん！征君も頑張って！」