EP266 ページ19
ピンポン♪
大輝だ
貴「私が出るよ」
キッチンにいるお母さんに声をかけ玄関に向かうと
青「よっ」
貴「…付き合わせてごめんね」
青「気にすんな
つーかめっちゃいい匂いすんな」
貴「お母さんがビーフシチュー作ってるの」
母「あら?大輝君っ!
久しぶりね!見ないうちにカッコよくなって//」
青「どーも。お邪魔します」
母「私は終わったけど話は大輝君か帰ったらにする?」
貴「えーと…大輝もその場に居て話したいんだけど…」
母「…分かったわ」
お母さんの顔色が一瞬変わった
私、大輝が並んで座りお母さんと向かい合った
変に緊張する…
貴「あの…」
母「…できちゃったの?」
貴・青「え?/は?」
母「…できちゃったか聞いてるの
大輝君がここに来て話すって事はそうなんでしょ
最近大輝君の話題ないからてっきり別れたと思ってたけど
まさか妊娠しちゃうなんて…泣」
に、妊娠!?
貴「お、お母さん?違うよ」
青「別れてるし妊娠させてねぇっすよオレ汗」
母「え?違うの?ホント?」
私達は大きく頷く
母「なんだぁ〜お母さん勘違いしちゃったわ//
けど…大輝君が居るのは何故?
もしかして【娘さんください】ってやつ!?」
貴「…まずは話聞いて?」
お母さんを落ち着かせ本題を話した
管理栄養士になりたい事
大学に行きたい事
けどお母さんに無理をさせたくない事
離れたくない事
自分が思ってる事全てと
大輝のお金の事も
お母さんはさっきとは打って変わって黙って聞いてくれた
母「…それで最近ため息ついてたのね
貴女の気持ち分かりました
…なめてもらっちゃ困るわA」
お母さんは鋭い目つきで私を見た
母「何もしないで貴女を育ててきたと思う?
貴女が未来を選べるような資金はあるわよ
大輝君に借りる?
そこまでうちの家計は苦しくありません
今までどおり夜勤はあるけど増やさないわ
だから…好きな道を選びなさいニコ」
笑顔を見て涙腺が緩んでしまった
青「…良かったじゃねぇか」
大輝は私の頭をわしゃわしゃと撫でてくれた
母「大輝君にも迷惑をかけたわね
もし良ければご飯食べて行って?」
青「ラッキー」
大輝は嬉しそうに微笑んだ
その日のビーフシチューはいつもよりも
一段と美味しかった
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mipon(プロフ) - ゆきなさん» レス遅くなり申し訳ありません。゚(つД`)゚。そう言っていただきホントに嬉しいです!とても励みになります!これからも引き続き愛読して下さい(*^^*)v ochapy (2018年12月18日 21時) (レス) id: 2e8238bed0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな - 夜更かししちゃいましたよ〜笑このお話めっちゃ好きです!! (2018年11月26日 2時) (レス) id: 53aedca22b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ochapy | 作成日時:2018年11月21日 22時