EP202 ページ5
紫原side
藤ちんがそーっとクレープを口に運んだ
食べた瞬間口角が上がった
貴「…うん。とっても」
良かった
オレのも食べる？と聞くと小さな口で一口食べた
貴「…ありがとあっ君…」
お礼を言われて少し照れ臭くて
藤ちんのクレープも一口貰った
甘酸っぱくて美味しい
オレの一口大きいんだよね汗
藤ちんは残りを少しずつ食べていった
オレはその間出来上がったクレープを次々と食べた
藤ちんは自分が食べ終えるとオレをじーっと見た
貴「クレープの早食い競争とかあれば
あっ君優勝だね笑」
うん。いつもの藤ちんだ
クレープはあっという間に食べ終えた
ん〜…まぁまぁかな
まだ食べられるけど
貴「…せっかくのスイーツ巡り台無しにして
ゴメンネ」
確かに食べ足りない
けど藤ちんと一緒に居てスイーツが食べられれば満足だ
また今度スイーツ巡りすればいい事だ
藤ちんは目頭をいきなり抑え出した
どうしたんだろ？
貴「ん…なんか一気に眠気がきて…」
満腹になって気持ちも落ち着いたんだね
歩けるのかな？
貴「大丈…夫」
全然大丈夫じゃないじゃんっ！
このまま歩かせる訳にはいかない
オレは屈みおんぶしてあげようとした
貴「恥ずかしいよ//」
照れてる藤ちんは可愛い//
危ないのは事実なんだから早く乗って
藤ちんはじゃあ…//って言いながら乗っかって来た
軽い
ホントに乗ってるの？！って思っちゃう
藤ちんの家は…確かあっちだよな
歩き出すと背中から寝息が聞こえた
あっという間に寝ちゃったんだね
まぁー…寝不足だよね
泣き疲れたのもあるだろうけど
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作者名：ochapy | 作成日時：2018年9月20日 11時
