EP211 ページ15
あっ君に送って貰って寛いでいたらメールを受信した
『青峰大輝』
ドキッ
なんだろう…謝りのメールかな
恐る恐るメールを読むと
青『話したい事がある
今から会えないか？』
ちょうど良かった
私も決めた事を話したい
家でする話じゃないからストバスコートを待ち合わせ場所にした
ストバスコートに行くと珍しく大輝の方が先にいた
声をかけると少し驚かれた
何かを考えてるようにみえた
距離をあけて大輝の隣に座った
ふぅ〜
一気に自分の想いを言った
大輝の話しを遮っちゃったが
私から話し出した事に驚いてた
けどそのまま話し続けた
勢いよく言わないと言えなくなりそうだった
そう…もしかしたら…なんて
変に期待してた自分を笑っちゃう
自惚れもいい所だ
青「…自惚れじゃねーよ」
大輝の返しに今度は私が驚いた
さっき遮っちゃった話を大輝はしてくれた
そして最後に申し訳なさそうに謝った
受け入れた私にも非がある
大輝だけが悪いわけじゃない
青「ああ…
その…優勝出来なかったが…やり直さねぇか？
負けてこんな事言うとかダセェけど」
やり直す…
ずっと待ってた言葉だった
大輝の口からそれを言って欲しくて仕方なかった
けど今は……
貴「ダサくないよ
ただ…今はゴメン…」
今はやり直せない
やり直してしまったら大我に悪い
それに今は自分の気持ちが分からない
大輝とやり直したいのかどうか
私の返事を聞いた大輝は少し黙ってから大我との事を聞いてきた
え？なんでその事知ってるの？
大輝に聞いてもそんなんいいからと言われた
大輝にはまだ言えない
まずは大我と話さないといけない
青「そうかよ…」
今度はチームメイトとしてしっかり一線をおかなきゃ
大輝にも宣言して避けないでとお願いした
青「ああ…」
もう目を合わせてはくれない
この場に居たくなくて逃げるように帰った
振り向いてしまうと決心が揺るぎそうだった
大輝とやり直すのは簡単だ
けどそれじゃいけない気がした
私自身変わらなきゃ
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作者名：ochapy | 作成日時：2018年9月20日 11時
