EP208 ページ11
青峰side
…よし切り出すか
青「あーA…」
貴「大輝。私ねもう待つのやめるね」
青「は？」
謝ろうとしたらAからいきなり話し出した
待つって…オレをって事か？
貴「私がいちいち気にし過ぎてて
もしかしたら…なんて変に期待しちゃってたの
自惚れもいい所だよね」
Aは半笑いした
Aもオレとやり直したかったって事だよな
もしかしたらなんて思わせてたのか
…変に意地はることねぇかもな
優勝してなくてもいいじゃねぇか
赤司に言われた素直になれって言葉を思い出した
青「…自惚れじゃねーよ」
貴「え？」
青「…優勝してAを専属マネージャーに戻して
しばらくしたらまたやり直そうって考えてた
だからオレのケガのせいで優勝逃して
なんかむしゃくしゃしてよ…
Aと抱き合えば紛れると思って
昨日会いに行ってあんな事しちまったんだ…
ホント悪かった…」
貴「もう昨日みたいな事は…なしね」
青「ああ…
その…優勝出来なかったが…やり直さねぇか？
負けてこんな事言うとかダセェけど」
本当ダセェよな…
貴「ダサくないよ
ただ…今はゴメン…」
こう言われるのは分かってた…
Aはもしかしたら火神と付き合うつもりなのかもしれねぇ
アイツは少なくともオレみたくAを振り回したりはしねぇだろ
青「…火神と付き合うのか？」
貴「え？なんでその事知ってるの？」
青「そんなんいいから答えろよ」
貴「…大輝には言えない
まず本人に返答しなきゃ」
青「そうかよ…」
貴「今度はチームメイトとしてしっかり一線取るから
避けたりとかしないでニコ」
青「ああ…」
貴「じゃあ…また練習でね」
Aは振り向かずに去った
あー…何やってんだよオレ…
フっといてフラれて…
自業自得だよな…
しばらくストバスコートでボーっとした
やっぱボール持ってくるんだったな
黒「青峰君？」
声をかけてきたのは…テツだった
青「またオマエここに来たのかよ」
黒「火神君の家からの帰り道です
ストバスコートを見たら君が居たので声をかけました」
テツはボールを持ってた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 123人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ochapy | 作成日時：2018年9月20日 11時
