紺青の光【青峰大輝】 (ページ30)

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EP29加筆有ページ30

青峰side

～控室～

Aが控室入るなりいきなり謝ってる。

オイオイ、また君付けかよー。いい加減にしろよなー。

寝坊したのを許して貰って安心したAはカバンからタッパを取り出し開けた。

レモンはちみつ漬けだ。

うわ、うまそー。Aって料理上手なんだな。

パクっ。ヤベーめちゃうめー。味わってたら若松がいきなりタッパを奪ってガツガツ食ってやがる。

コイツ、本当うるせーんだよな。

勝手にしろ。オレはいつでもAに作って貰えるし。

若松が食い終わったのを聞いて今吉さんがショックを受けてる

さつきが見兼ねて持ってきたタッパを今吉さんに渡した。

あーあ。ご愁傷様。さつきはとにかく料理がヒデー。

あんなの食ったら勝てる試合も勝てねーよ。

Aも驚いた顔してる。オマエはそんな顔でも可愛いんだな

そんな中、監督が手を叩いて後半の話をするだと。

はっ、オレはパスだな

Aも連れて体動かしてくるか

監督が念を押してきた。

分かってるよ後半はオレが全部決めるで

いーじゃん

控室を出たオレを後ろからトコトコ付いてくるA。

どーしたんだ？何か考えてるな？

まっいっか。オレも反省しなきゃなー。

あーあって声に出したらAが反応してきた。

青「ちょっと読み違ったなー

……もっと早く来ても良かったわ」

後半もあのままだといいんだけどな

Aが反応したついでに気になってた呼び方もAに注意した。

貴「あっ！分かってるよ！

さすがに部活中や試合中には大輝なんて呼び捨てできないよ！

みんなでいる前は君付けで呼ばせて貰うね？」

なんだよそれ。

オレだけ呼び捨てにしてるほうが特別感あっていいのによ

…まっ優勝すれば堂々と呼んで貰うか

そうすれば部活でも学校生活でもAに手を出してくるやつはいねーだろーし。

顔を真っ赤にしたAが時間だから控室戻ろって言ってきた。

はっ、楽しませてくれよ。テツ、火神。