紺青の光【青峰大輝】 (ページ13)

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EP12 ページ13

青峰くんはあれから、よく部活に出てくれるようになった。

私は相変わらず、シュート練のパス出しはしてるが、下手くそって青峰くんに笑われる。

けど、青峰くんはミニゲームとかやると一切笑ってくれない。笑ってほしい。喜んでほしい。私…まだまだだ。

そんなある日。

貴「お疲れ様です。青峰くんも一緒です」

青「ちぃーす」

今「おっ。今日も青峰いるんか。ええな、ええな。藤本に呼びに行かせて正解だったわ
……あんなー監督とも話したんだがな、藤本」

貴「はい」

今「藤本を青峰の専属マネージャーにしようかって話になってるんだがどやろ？」

貴「えっ？！専属！？」

私が青峰くん専属のマネージャー！？

なんかすごいことになってる。

今「そや。藤本が呼びに行くようになってだいぶ青峰が部活出るよーになったし

パスも出してるわけやしどうやろ？

青峰が来ない時は今と変わらず桃井と一緒にいつものマネージャー業やってくれればええし。

青峰はどうや？」

青「オレは別にいいっすよ」

いいんだ！！

貴「分かりました。青峰くん、よろしくね！」

青「おう」

今「なら、決まりや。さて明日からはインターハイ予選が始まるで。

みんな気合いいれてくぞ」

全「うっす」

～インターハイ予選～

私達桐皇学園はBブロック。どんどん勝ち進んで行きあっという間に決勝リーグ進出。

青峰くんは試合になると人が変わったようになる。笑わないし勝っても喜ばない。

試合後のミーティングも出ないでどんどん帰っちゃう。

追いかけて行っても先帰るからAはミーティングに戻れって追い返される。

……そんな顔で帰らないでよ。一緒にいたいよ…。

～数日後の土曜日～

貴「prrr....。もしもし…あっ桃っち？

おはよう。ん？今？部活行く準備してた～

…えっ？！青峰くんが部活出ない！？

…そっか。えっ？！桃っちも？！

うん。今吉さんに許可取って次の対戦校の所に。

私も午後の部活参加でいいの？？

うーん。分かった！」

午前中の予定なくなった…。どうしよう…。