【妖怪ウォッチ】みんなとの日常3【シャドウサイド】

弱き心に ページ50

ナツメ「そのまりなちゃんって子には、それきり会ってないの？」


メカブちゃん「毎日公園に行ってみたけど、まりなちゃんは来なくて…それで私、また一緒に踊ってくれる仲間が欲しくて…」


トウマ「それで、色んな女の子にバレエシューズを渡して、一緒に踊ってくれる仲間を探していたのか…」


メカブちゃん「うん…でも怪我させちゃうつもりなんて全然無かったのに…どうしてあんなことになっちゃったんだろう…」


アキノリ「きっとそらなきウイルスが、メカブちゃんの弱った心に入り込んだんだな」


アヤメ「…なんとかしてあげたいね」


ナツメ「そのまりなちゃんって子、どうしちゃったのかな？」


アキノリ「よし！まりなちゃんを探そう！」





メカブちゃん「ここよ…ここでいつも踊ってたの…まりなちゃんと」


「まりな」


メカブちゃん「！」


「生まれ変わったら、たくさんのお客さんの前で思いっきり踊ってね」


「体が弱くて、バレエを習えなかったまりなにとってここで練習していた時がかけがえのないものとなったはずだ」


「そうね…まりな言ってたものね。初めて親友が出来たって」


「最後までその子に謝りたいって言ってたな。「約束守れなくってごめん」って」


「ママ達からその子に、まりなの気持ちを伝えれるといいんだけど…」


「その子のこと、探してみるからな」


そう言って両親は帰った


アキノリ「病気だったのか…」


ナツメ「まりなちゃんは約束を守りたかったんだ…」


メカブちゃん「まりなちゃん…私、なんて事しちゃったんだろう…まりなちゃんは私を裏切ったわけじゃなかったのに…寂しさを紛らわせるために女の子たちを無理やり踊らせて、怪我までさせちゃって…」


ワカメくん「メカブちゃん！一緒に踊ろう！」


コンブさん「そうだ！まりなちゃんの思いに応えるためにも、また踊ろう！」


メカブちゃん「でも二人とも体が…」


ワカメくん「大丈夫！海藻パワーでまた踊ろう！」


メカブちゃん「ワカメくん…コンブさん…」


それから三人は踊った


…元に戻ったようで良かったよ


キラッ


三人はアークに変わった





ナツメ「メカブちゃん達が仲直りできて良かったね！」


トウマ「それにしても気になるな…そらなきウイルスは、どうしていろんな妖怪に入り込んでるんだろう…」


アキノリ「きっと、恐ろしい目的があるに違いないな…」



一体何を考えている？



そらなき



私は夜空を見上げた

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