【妖怪ウォッチ】みんなとの日常3【シャドウサイド】

ネバネバ ページ46

私達は今被害者の家にいる


ナツメ「え？知らない人から貰ったバレエシューズなの？」


「うん…貰ったっていうか…「お願い、この靴を履いてみて。上手に踊れるから」って言われて…」


アキノリ「どんな女の人だった？」


「ピンクのガウンを着た、髪の長いおばさん」


アキノリ「ピンクガウンのおばさん？」


母「私も見ました。その人はすすり泣きながらこの子の事を見ていたの…とにかく娘は、その靴を履いた途端、体が勝手に踊り始めたと言って自分では止められなかったそうです…そして、娘がトラックに轢かれそうになり、私が抱きついて娘を止めた時、靴が脱げてなんとか助けられたんですが…」


トウマ「うすらぬらに書き込まれた内容によると、そのバレエシューズが濡れていたらしいですね」


母「はい…それも、ただ濡れていたんじゃありません。何故かネバネバしていたんです」


アキノリ「ネバネバ？」




聞き込みが終わったので、とりあえず探偵団に戻った


アキノリ「うーん…」


トウマ「確かにこのバレエシューズ、ネバネバした感じに濡れてる…」


ナツメ「なんなのかな？」


ウィスパー「被害者の汗ですかね？」


ナツメ「汗はこんなにネバネバした感じじゃないでしょ…そもそも黒くないし…」


ウィスパー「なるほど」


ジュニア「筋肉、汗ネバネバしてそう…」


ミッチー「失礼な！私の汗はサラサラで、テッカテカだ！見ろ！」


ミッチーの汗が飛ぶ


ジュニア「「べー！ペッ！ペッ！汗しょっぱい！」


アキノリ「いずれにしても、まずはバレエシューズを女の子たちに渡してるピンクガウンおばさんを探そう」


アヤメ「そうね、ネバネバはそのおばさんと関係あるのかも！」


アキノリ「行こう！」


ピピッ


アキノリの妖魔レーダーが鳴る


アキノリ「うわあ！いるぞ妖怪が！それもすぐ近くに！」


アヤメ「ええ！？」


ナツメ「ミッチーやジュニアじゃなくて？」


アキノリ「どうも違う感じだ！」


A「ピンクガウンのおばさん…」


みんなは周りを見渡す


ナツメ「ん？」


全「うわあ！」


窓を見ると、イカリンが張り付いていた


トウマ「い、今のって確か…」


ガラッ


イカリン「プンプン！プンプン！プンプン！」


ナツメ「イカリン！？」


アキノリ「どうしたんだよいきなり…」


イカリン「みんなに知らせたいことがあって来たんだよ！プンプン！」


怒らなくても…

ワカメくん、コンブさん→←35話すすり泣くバレエシューズ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す