【妖怪ウォッチ】みんなとの日常3【シャドウサイド】

そらなき ページ33

アキノリ「んー…それにしても気になるなあ…」


ナツメ「気になるって何が？」


アキノリ「ほら…サタンクロースを倒した時さあ、なんか黒っぽいもんが体から出て行ったろ？」


トウマ「たしかに、あんなの見たことないよね」


アキノリ「まるで、サタンクロースに取り憑いていたみたいだったけど…」


A「なぜ悪いことをしたのか分からないって言ってましたもんね」


「それこそが、新たなる脅威だ」


A「え？トウマ何か言いました？」


トウマ「いや…僕じゃないけど…」


全「！」


全員が上を見ると、そこにはカイラがいた


アキノリ「カイラさん！」






カイラ「今この街に広がりつつある脅威…それは、人や妖怪の心の揺らぎに漬け込む…ウイルスのような存在だ」


アキノリ「ウイルス…？」


カイラ「そうだ。人や妖怪の心に眠る、後悔や恨みを増幅させるものだと思われる」


ナツメ「きっと、そのせいで爺たんも悪いことしてたんだ…」


トウマ「だね…」


カイラ「私はこのウイルス…遥か昔より存在すると言われている、邪悪な妖怪…そらなきが関係してると見ている」


ナツメ「そらなき…？」


カイラ「人々の憎悪を編んで生まれたという悪しき存在…それがそらなきだ」


アキノリ「言ってみればあのウイルスは、そらなきウイルスってことか…」


カイラ「とにかく警戒が必要だ。お前達に狙いを定める日は、いずれ来るやもしれん」


全「！？」


カイラ「Aよ、自分を犠牲にしてまで仲間を守ろうなど考えるな。もう少し自分を大事にしろ」


A「ちぇっ…バレたか…」


アヤメ「でも、どうしてこの街に…」


カイラ「…Aを守ってくれ」


全「！！」







洞潔「現れたようですね…姫を狙う新たな敵が」


酒呑童子「はっ、どいつが来ようと姫は俺達がお迎えする…そして妖魔界が統べる時代は終わる…妖魔界は、姫が支配するんだ…」




カイラ「(この街で何かが起きようとしている…お前は今、そらなきを追っているのか…？…エンマ)」





エンマ「…フッ」

34話妖怪だけの妖怪探偵団→←孫の喜ぶ顔が

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す