初めての部屋 ページ12
貴方said
初めて一人での部屋……
今まではトーカやアヤト……だれかが居たから良かったけど……
一人ってちょっと心細いな……
ふぅ……慣れないと……
あ、あと赫子ももうちょい早く出せたり……
色々と慣れないといけない事が沢山あるな……
明日から修練場みたいな所でも借りようっと……
治起きてるかな……
寝れない……
コーヒーいれよ……
コーヒーカップどこだろ
あ、こんな所に…
んー!あともうちょっとで届……く
よし、届いた!
グラッガッシャーン
…………やってしまった…
ガチャ ||.c( ゚ω゚`|……シタタタッ ヘ(*¨)ノ
太「大丈夫?!」
『なんで、治がここに?!』
太「物が落ちる音が聞こえたから……」
『あぁぁごめん!起こしちゃった……』
太「いや、起きてたからいいのだけど……あぁそっか、コップ高い所に置いてあったのか……赫子使えば良かったのに……」
『その発想はなかった……』
太「ふふw君らしいね…寝れないのかい?」
『…うん、一人は慣れなくて……前までは皆が居たから…』
太「家族とか?」
『うん、おてんばで元気のいいトーカとちょっと気弱な弟、優しくて頼りになるお父さん、お母さん……お母さんはね私達を逃がす為に死んじゃったの……お父さんだってきっとそう……トーカとアヤト元気かな……』
聞かれても無いことをポツポツとつぶやくと
治は静かに聞いてくれた……
凄く安心する……
『なんか、安心して眠たくなってきちゃった……』
太「じゃ、そろそろ寝ようか明日も早いし」
明日も早かっただ……やっぱり迷惑かけたかな
太「ふふ、大丈夫だよ。いつもこのぐらいの時間まで起きてるし」
『え、そうなの?!』
太「だから、今度からは寝れない時は呼んでよ」
『うん、呼ぶ!あ、またいつか……会えたらトーカ達に太宰達を合わせたいな……』
太「それいいね!君と似てる?」
『トーカは似てる!』
そんな他愛のない話をして私は眠りについた。
太「ふふ、おやすみA」
|*´ー`*)ノ|Ю ガチャ
バタンっ
また、部屋に静寂が訪れ
微かに寝息が聞こえてくる
そして、また夜が明けていく……
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作者名:中原アリス | 作成日時:2017年5月28日 18時