どんな君も-短編-

２ ページ11

.


とある居酒屋で僕たちは合流した


ＲＷ『荷物多くない？』

ＫＨ『今日宿舎泊まる』

ＲＷ『なんで！？
　 Aさんとけんかしたの！？』

ＫＨ『してない、むしろ超仲良し』

Aとの生活を思い出すだけで口元が緩む


ＲＷ『・・・は？

　 惚気だったら帰るよ』

ガタッと椅子から立ち上がるリョング


ＫＨ『帰省してていないんだって(汗)』

あわわ、今帰られては困る


ＲＷ『だからって家で寝ればいいじゃん』

ＫＨ『ほんとダメだ・・
　 依存症だ、麻薬だ・・・
　 使ったことないけど』

ＲＷ『なにそれ、
　 新曲の歌詞？ダサいよ
　 韻も踏めてないし
　 もう酔ってんの？』


ＫＨ『・・・幸せな思い出ばかりの家に１人でいたら泣きそうになった』


ＲＷ『すみませーん！お会計お願いしまーす！』

ＫＨ『お願い！今晩だけは１人にしないで！！』

ＲＷ『そういうの日本語で"うざい"って言うんだってさ！』


・
・
・


その後、２人で宿舎に帰った。


ＲＷ『ふう、僕は寝るよ〜おやすみ〜』


何も言わずにシャワーを浴びたリョングの後を付いて行くとリョングの部屋の扉に挟まった


ＲＷ『・・・何？』

ＫＨ『リョングさ・・・

　 Aと背の高さ似てる』

ＲＷ『バカにしてるでしょ。
　 ていうか一緒に寝るなんて無理だよ
　 キリンと僕でこの部屋は定員オーバーだから』


その後『無理無理無理無理』って何度も言われて扉を閉められた


リョングの部屋の扉の前で立ち尽くす俺


〜♪


メッセージを受信した音が聞こえて
光の速さで携帯を開いた


＜キュヒョンさんもう寝ましたか？

　久々の実家はゆっくりできるけれど
　キュヒョンさんと一緒に寝れないことが
　すごく寂しくてまだ寝れません(笑)

　明後日に帰る予定だったけど
　明日帰るって言ったら迷惑ですか？＞


A・・・(涙)


ＫＨ『僕の彼女は最高だー！早く会いたいー！会いたいよー！』


君から届いたメッセージが可愛くて、嬉しくて、
思わず目の前の扉を思いっきり開いて叫んだ。


ＲＷ『頼む〜、帰って〜』


end.

１-U side→←１-KH side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す