私が幸せになるまでの物語 Ⅱ (ページ9)

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56話目の段ページ9

図書委員会で色々あったけど今日は体育委員会の見学です。
伊作君にすごい心配されたけど…
伊作「絶対怪我しないでね!」

【体育委員会は滝夜叉丸君と三之助君と金吾君か…めっちゃ不安…】

四郎兵衛「あ!お姉さん～迎え来ました」
『四郎兵衛君ありがとう!』

四郎兵衛君と手を繋ぎながら校庭へ向かう
小平太「おぉ来たか。こっちだ!ほらお前達自己紹介しろ!」

滝夜叉丸「なんで天女と…平滝夜叉丸だ」
金吾「僕は皆本金吾です…」
三之助「なんか地味っすねあんた俺次屋三之助っす」

『地味…AAです…』
四郎兵衛「次屋先輩失礼ですよ～!」
小平太「まぁまぁ細かいことは気にするな！では今日の委員会は裏裏山までマラソンするぞー！」

滝夜叉丸「えぇ!?天女と一緒にですか?失礼ですが裏裏山まで天女が走れるとは思えないのですが…どうせ途中で疲れたとか言い出しますよ！」

【む！確かに長距離走った事ないけど…ムカつく絶対走りきってやる！】

小平太「Aなら大丈夫だ!さぁ出発!」
走り出す小平太君に慌ててついて行く。
四郎兵衛君が私のペースに合わせるように隣にいてくれるから迷子になる事はないと思う。

四郎兵衛「お姉さん大丈夫なんだな～?」
『だ、大丈夫…行こう…』
どうにか離されないように走って裏山を超えた所で金吾君のペースが落ちてるのに気づく。

『皆本さん…大丈夫ですか…?はぁ…』
金吾「大丈夫です…先にいってください…」
【置いていけないよ】

四郎兵衛君と金吾君の手を繋ぎペースを合わせて走り出す
金吾「え、!」
『一緒に行きましょう…3人に置いていかれますよ…』

【ぅぅ足が限界…けど走りきるんだ…!】
四郎兵衛「お姉さん後少しなんだな～…金吾も頑張れ…」

『裏裏山の頂上見え…てきた…』
小平太「おーいこっちだ!」

金吾「着いた…はぁ疲れた…!ありがとうございましたお姉さん…!」

『ゲホゲホ…ｺﾞﾎｯ...ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ..はぁ走りきれた…もう駄目…』
草の上に寝転がる…
小平太「A頑張ったな～!ほら水だ!」
『ありがとう…』
三之助「すげー…」
滝夜叉丸「…走りきった天女初めてだ」

『まぁ平さんの言葉に少しイラついて走りきるって決めてましたから…こほ』
滝夜叉丸「…!」

小平太「Aが回復するまで休憩するか!」
寝転がるのやめて木に寄りかかって座り直す
隣には三之助君が座った。

『足痛い～…明日の仕事大変だな～』
三之助「…なぁ」
『はいなんでしょう次屋さん』