私が幸せになるまでの物語 Ⅱ (ページ8)

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55話目の段ページ8

姫「な、あんた帰ったんじゃなかったの?」

『怪士丸君ときり丸君が怖がっていたので一緒に隠れてたんです。それにしても姫華様雷君と長次君の前で本性出してますけど大丈夫なんですか?』

姫「…は!いやこれは違うの～2人とも」
雷蔵「違うって言われても目の前できり丸殴ろうとしてましたよね…」
長次「…もそ…」
姫「違、姫は悪くないもん!きり丸君が姫の邪魔したからだもん…!｣
雷蔵「だからって…」
怪士丸「怖い…」
姫「もういいもん!帰る!」
そうゆうと姫華様は図書室を出て行った

【…これは後でやばいな】

きり丸「姉ちゃん頬腫れてる…」
『ああ大丈夫だよ。慣れてるから…きり丸君に怪我なくてよかった』
雷蔵「もうまた顔に傷つけて…馬鹿」
『いた…なんでデコピンしたのー！』
久作「お姉さんが無理するからですよ自業自得ですね」

姫華sideーーーー
なによなによなによ!!!
姫は悪くないもん!姫は愛されるだけでいいの!
パパもママも姫は何もしないでいいからねって言ってたもん!
きり丸が邪魔しなければ今頃雷蔵君と長次君とイチャイチャしてたのに…!
この世界来てから姫愛してくれるのモブしかいないじゃない…
メインキャラに愛される予定だったのに……!
あいつが居るから!あいつが一緒に落ちてこなければ今頃……
許さない……!

姫が愛されないとかおかしい。
絶対あいつを消す…そしたらみんな姫だけを愛してくれる…

姫華sideENDーーー

怪士丸「……末崎さん怖かった…」
『あはは…ごめんね』
怪士丸「あんな性格なんですね末崎さん…」

長次「きり丸無茶するな。」
きり丸「だってー！許せなかったんですもん！」
『きり丸君が先輩達の事大事なのは分かってるけど無茶はしちゃ駄目だよ？本当は怖かったでしょ?』
きり丸「怖くなかったですよ…怖くなんか…」

久作「きり丸泣きそうになってるぞ?」
きり丸「本当は怖かった…お姉さん?!」
きり丸君を抱きしめる。

【ごめんねきり丸君……私たちが来たせいだよね…】
『泣いていいよ』
きり丸「……ぐす」

雷蔵「きり丸……」
怪士丸「きり丸～ぐす…」
『怪士丸君もおいで?』
怪士丸君も抱きしめると1年生組は泣き始めたので落ち着くまで背中撫でてあげた。

雷蔵「A体制キツくない?」
『大丈夫だよ』

しばらくすると落ち着いたのか2人が離れた
怪士丸「あわわ､､恥ずかしい…」
きり丸「姉ちゃんありがとう…俺もう無茶しない｣
『ん…約束ね?』
久作「こっちはハラハラしてたんだからな！」