54話目の段 ページ7
無事に本を借りたあと長次君に話しかけられた。
長次「Aこれもおすすめだ…読んでみろ…」
そう言って差し出してきたのは漫画だった｡
『漫画……面白そう!ありがとう長次君!』
長次「もそ…貸出するから読んでみろ…」
長次君のおすすめの本も借りた｡
雷蔵「…!A末崎さんが近づいてきてる気配がする｡隠れとく?」
【姫華様が?あ、本当だ｡気配する】
『怪士丸君ときり丸君が怖がってるから一緒に隠れとくよ。おいで｡』
怪士丸君ときり丸君と一緒に本棚の影に隠れる。
姫「雷蔵君本借りに来たよ〜❤あれA居ない〜?」
雷蔵「Aならもう見学終わって帰りましたよ。」
長次「…」
姫「そうなんだぁー(丁度良いやあいつ居たら2人と話せないし)あ、長次君のおすすめの本借りたいな〜何かある〜?❤」
【うわ､長次君見たことないくらい顔が引きつってる…】
きり丸「中在家先輩顔が…本当に嫌いなんすね末崎さんの事」
怪士丸「…不破先輩も苦笑いだよ…」
久作「不破先輩こっち手伝ってください」
雷蔵「ああ今行くよ。(助かった､すいません中在家先輩)」
長次「(気にするな…こっちは何とかする)…これがおすすめです…読みやすいと思います…」
姫「ありがとう〜❤これ借りていい〜?」
長次「もそ…はいどうぞ…」
姫「ねぇ長次君と雷蔵君今から町に行こうよ〜❤」
長次「…委員会がありますので…」
雷蔵「また今度行きましょう…?」
姫「えー！行こうよ〜❤行きたいよ〜!」
雷蔵「そう言われましても…」
姫「お願い雷蔵君〜❤行こ〜?」
【うわ…こうゆう時の姫華様はしつこいからな…きり丸君…?】
きり丸「ちょっと末崎さん!しつこいですよ!」
姫「ちょ､、きり丸君何よ!」
きり丸「先輩達困ってるじゃないっすか！」
姫「困ってないよねー?姫と町行きたいよね〜?❤」
長次「…」
雷蔵「あはは…」
姫「えー委員会なんて放置していいじゃん〜きり丸君達に任せて行こうよ〜!」
きり丸「…黙れ!」
【きり丸君!?!?】
きり丸「はっきり言うけど俺達はあんたが嫌いだ!A姉ちゃんを虐めて仕事押し付けて遊んでばかりのお前が嫌いだ!」
姫「な、何よ!そんな事言わないでよ〜❤(何よこのガキムカつくわね。)」
きり丸「出ていけ!図書室にもう来るな！」
姫「姫に指図するな!このガキ!」
雷蔵「きり丸!」
バシン!
『痛…きり丸君大丈夫?』
きり丸「姉ちゃん!?」
姫「A!?」
『…姫華様…きり丸君殴ろうとしましたね…』
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作者名：歌弥乃 | 作成日時：2024年1月2日 14時
