97話目の段 ページ50
兵庫水軍に行ってから1週間が経ちました。
【今日はすごく暑いな…熱中症に気を付けないと…｡】
今日は休みの日だから仕事は無い｡
今日は何しようかな〜って考えてると前から勘ちゃんが走って来た｡
勘右衛門「おはようA〜！」
『勘ちゃんおはよう｡元気だね！』
勘右衛門「まぁね!今から楽しみにしてたうどん屋さんに行くんだ!」
『そうなんだ!今日暑いから倒れないように気をつけてねー笑』
行ってくるねと手を振る勘ちゃんを見送り部屋の片付けを始める。
『暑、、ちょっと休憩……』
日陰になってる縁側に座り水を飲む。
タカ丸「あ、Aちゃん。」
『タカ丸君!どうしたの?』
タカ丸「お願いがあってさ…良かったら髪の毛結わせてくれない?」
『いいよ〜！丁度暑かったから髪の毛上げようと思ってたんだよね〜』
タカ丸君が縁側に座ってる私の後ろに座り私の髪を触る。
タカ丸「相変わらず綺麗だね…可愛い｡」
『なんか言った?』
タカ丸「なんでもないよ。僕の好きな髪型にしていいの〜？」
『おまかせします〜！』
私がそうゆうとタカ丸君はご機嫌そうに私の髪を弄り出した。
【髪の毛触られるの気持ちいいな…ふぁ〜なんか眠くなってきた。】
タカ丸side
今日は学園が休み｡
前々からやりたかったAちゃんの髪結いを頼むと了承してくれたから髪結いしてるんだけど寝ちゃった｡
僕は手を止めAちゃんの寝顔を見る。
「……可愛いな〜…僕の気持ちを伝えたら君はどんな顔をするのかな。君を好きな人は学園に沢山いるんだよ…ライバルが強すぎて負けそうになるけど…負けないよ｡好きだよAちゃん」
眠ってる君の額に口付けを落とし髪結いを再開する｡
「僕を選んで…」
タカ丸side ーendー
「……起きて……ちゃん起きて」
タカ丸くんの呼ぶ声に目を覚ます。
『ぁ。寝てた…ごめんねタカ丸君』
タカ丸「大丈夫だよー！それよりこの髪型気に入ってくれるかな？｣
タカ丸君が鏡を渡してくれ見てみるとくまさんヘアになっていた。ふたつのお団子を熊の耳みたいにしてるんだけどめっちゃくちゃ可愛くなっていた。
黄色の小さなリボンを巻いてあり長くなっていた前髪は目の上で整えられていた。
『前髪､』
タカ丸「あ、ごめんね…長いの気になっちゃって…」
『あ、ううん謝らないで!そろそろ切ろうと思っていたからさ!ありがとうねタカ丸君｡』
タカ丸「良かった〜｣
その後くまさんヘアの作り方を教えてもらい、饅頭を食べて楽しい休日を過ごしました｡
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作者名：歌弥乃 | 作成日時：2024年1月2日 14時
