92話目の段 ページ45
義丸「照れてるのも可愛いです｡そういえば14歳なんですよね?」
『はい。』
義丸「ならまだ男性と付き合ったりとかはした事ないですよね?」
『…?はい､とゆうか私初恋もまだした事ないです｡』
義丸「そうなんですね…ならこんな事も慣れてないんですよね？」
義丸さんは私の手を取ると手の甲に口付けを落とした。それを見た瞬間顔が熱くなっていくのが分かった｡
『な、あ、ぅぅ…』
義丸「(可愛いな…11歳差か…｡流石に狙うのは諦めるけどこのくらいいいよな?)顔真っ赤ですよ?」
『…義丸さんのせいですよ…｡恥ずかしい…』
義丸「っ…やべぇ可愛すぎる…」
????「あー義丸さんが女の子襲ってる!」
いきなりのその声にびっくりして声のする方を見ると白南風丸さんが立っていた｡
義丸「白南風丸…襲ってないぞ。」
白南風丸「あれ?そうなんですか?あ、Aさんですよね?私白南風丸といいます｡」
『白南風丸さんですね。よろしくお願いいたします。』
義丸「所で白南風丸どうした?」
白南風丸「あぁ…2人が遅いのでお頭に見に行くように言われて｡」
『あ、ごめんなさい｡今行きます｡』
義丸「それはすまなかったな｡では行きましょうか」
頷き2人の後をついて行き皆が集まってる部屋に向かう。
【あ、仙蔵君帰ってきてる。お疲れ様…姫華様は舳丸さんと鬼蜘蛛丸さんの間に座って嬉しそうだな。】
白南風丸さんと仙蔵君の間に座ると第三協栄丸さんが話しだす。
協栄丸「よーし揃ったな！では食べるか！」
『いただきます｡』
白南風丸「あ、Aさんこれ食べますか？凄く美味しいですよ?」
『ありがとうございます。いただきます｡あ、本当に美味し…』
白南風丸「ですよね!私ずっと話してみたかったんです｡やっと話せたから嬉しいです｡」
『そうなんですか?』
白南風丸さんと話しながらご飯を食べていく。
みんな食べ終わり夜は片付け手伝いさせてくれと頼み食器を洗っていく｡今日は白南風丸さんと網問さんが料理当番らしい｡
網問「Aさん洗うの早いですね。」
『学園では食堂で仕事してますから！』
白南風丸「事務の仕事もしてるんですよね?偉いな〜」
『偉くないですよ。住ませてもらってる以上働かなきゃ。』
網問「…頑張るのもいいですが無理はしないでくださいね?」
『…はい。』
白南風丸「Aさん手出してください｡」
言われた通りに手を出すと手に飴を置かれた
『飴?』
白南風丸「手伝ってくれたお礼です｡」
『ありがとうございます｡』
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作者名：歌弥乃 | 作成日時：2024年1月2日 14時
