90話目の段 ページ43
その後ご飯を食べ終わり片付けを手伝おうとしたら大丈夫だと断られ仙蔵君と一緒に浜辺を歩いてます。
文次郎君?文次郎君なら姫華様に捕まって何処かに行ったよ｡
『綺麗だなー！泳ぎたいな〜…』
仙蔵「今は夏だしな｡泳ぐか?」
『でも着替え明日の分着ちゃうともう無いし…いいよ｡』
【人生で1回ぐらいは泳いでみたいけどな。】
網問「それなら服貸しましょうか？」
仙蔵「網問さんお久しぶりです｡」
網問「おや､仙蔵君いらっしゃい｡Aさんですね｡初めまして網問と言います。」
『初めましてお邪魔してます｡』
仙蔵「服どうする?借りるか?」
『うーん…どうしようかな｡』
間切「うぷ…サイズなら俺達の小さくなったやつもありますし気にしないでいいですよ?あ、間切と言います。」
網問「間切…ほら海水飲め｡」
『初めまして間切さんAです｡お言葉に甘えて服お借りしてもいいですか?』
網問「わかりました!こちらです｡」
『ね、仙蔵君も泳ぐ?実は私泳ぎとかやった事無くて…』
仙蔵「はぁ…しょうがないな｡溺れたら困るからな。」
『えへへごめんね?』
部屋に着くと網問さんと間切さんが小さくなった服を渡してくれて姫華様と私用に用意してくれた部屋で着替える｡
【夜寝る時姫華様と一緒か…嫌だな…｡でも文句言ってられないよね。】
待たせるのも悪いので急いで着替える。
小さいと言っても私には少し大きかったので袴が落ちてこないようにしっかり紐で結び上は胸が見えないように布を巻き付けた上で服を着た。
『着替えました｡』
網問「…(可愛い)やっぱりまだ大きかったですね｡」
『大丈夫ですよ。貸していただきありがとうございます!』
間切「…(いい子すぎる)では行きましょうか｡」
楽しみすぎてルンルンで歩いてると仙蔵君に笑われた。
『なんで笑うの〜！』
仙蔵「すまんすまん｡あまりにも楽しそうでな。」
姫「あ〜仙蔵君〜♡」
仙蔵「…末崎さんどうかしましたか？」
文次郎「…よぉ仙蔵｣
【文次郎君めっちゃ疲れてるじゃん…お疲れ…】
姫「仙蔵君と遊びたいって思って〜♡ね、行こ〜?A仙蔵君借りていいよね?文次郎君は休みたいんだって〜」
仙蔵「…でもAに泳ぎ教える予定なんですが。…あーわかりました｡末崎さん行きましょう｡A済まないな」
『あ、うん行ってらっしゃい…【姫華様が私を睨んでたから助けてくれたのか…｡ごめんなさい仙蔵君｡｡後で金平糖あげるね…】』
文次郎「Aすまない…」
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作者名：歌弥乃 | 作成日時：2024年1月2日 14時
