私が幸せになるまでの物語 Ⅱ (ページ40)

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87話目の段ページ40

小松田君と話していたら襖が開く音がした

吉野「おやAさん来ていたのですね。風邪良くなりましたか?」
『おはようございます吉野先生｡はいもう大丈夫です!』
吉野『それなら良かったです｡早速ですが書類をまとめるの手伝ってもらえませんか?』

『わかりました!』
小松田「では僕はいつも通り門番と掃除に行ってきます～」
『行ってらっしゃい､頑張ってね｡』

書類を纏めてコピーを取り生徒宛の手紙をクラス毎に分ける
【やっぱり事務作業してるの楽しいな…集中出来る｡】

吉野「そういえばAさんって海は好きですか？」
隣で作業していた吉野先生が聞いてきた。

『海…ですか?好きですよ。前の世界では1回しか行けなかったんですけど綺麗ですよね｡』
【そう…この世界に来る直前に居たのが海だもんね｡｡】
『海がどうかしました?』
吉野「兵庫水軍はご存知ですか?」
『あ、はい知ってます｡』
吉野「なら話は早いですね。実は兵庫水軍の皆さんがAさんに会いたいそうなんです｡」
『私にですか!?しかし何故…』

【まさか天女だから排除したいとか?】
私がぐるぐる考えて居ると吉野先生が言う｡
吉野「兵庫水軍の皆さんはAさんがいい人だって事知っているので心配しないでください｡1度会ってお話したいそうなんです。」
『え、あ…そうなのですね｡』

吉野「それでですね。急なんですけど明日と明後日で泊りがけで行って欲しいんですよ。あ、付き添いは6年い組が居ますので安心してください｡」
『わかりました!』
吉野「よろしくお願いしますね｡」

その後いつも通り作業して昼になったので食堂の手伝いに向かうことにした。
歩いていると目の前にヘムヘムと学園長がいたので話しかける｡
学園長「おお､Aじゃないか｡」
ヘムヘム「ヘム!」

『学園長先生こんにちは｡ヘムヘムも相変わらず可愛いね～(撫で)』
学園長「そういえば吉野先生から聞いたじゃろ?いきなりですまんが頼むな。あと兵庫第三協栄丸に会ったらこの手紙渡しておいてくれ｡あとな…言ってなかったが末崎も行くんだが大丈夫か?」
『姫華さんですか…?まぁ大丈夫です｡』
ヘムヘム「ヘム～…ヘムヘム?」

『無理はしないよ｡ありがとうヘムヘム｡』
【ヘムヘムと遊ぶ内にみんなみたいにヘムヘムの言葉分かるようになったんだよね。それにしてもヘムヘム可愛い…!】
学園長「なにかあったら仙蔵達に言うんじゃよ｡」

『わかりました｡ありがとうございます学園長先生』