79話目の段 ページ32
勘右衛門「そう?絶対帰らないでね？」
三郎「……帰ろうとしても無理やりでも止めるからな。」
『えー怖いな笑でもありがとうね。』
庄左ヱ門「約束ですよ?」
彦四郎「はい約束げんまんしましょう」
彦四郎君と約束げんまんして笑い合う。
【みんな優しいな…この世界に来れてよかった】
カーン
『あ、鐘鳴ったね。食堂行かなきゃ。』
三郎「腹減ったな〜…一緒に行くか。」
食堂のおばちゃんの手伝いの為立ち上がると皆も行くというので一緒に行くことにした。
食堂に付くとみんなと別れ厨房に入る。
『おばちゃん遅くなりました。手伝います!』
おばちゃん「あらAちゃんお疲れ様。いつもありがとうね〜」
『いえお仕事ですから!今日はカレーとコロッケなんですね。美味しそうです。』
カレー食べようかなと思いながら料理を盛り付けて生徒に渡していく。
『お待たせ。彦四郎君、庄左ヱ門君、勘ちゃんはカレー、三君はコロッケね。』
庄左ヱ門「ありがとうございます」
彦四郎「お腹空いたー！庄左ヱ門食べよう」
庄左ヱ門「うん!」
勘右衛門「ありがとう〜！うーん腹減った!」
三郎「手伝い頑張れよ！またな」
2人と少し話しまた盛り付けに戻る。
おばちゃん「Aちゃん今手離せないからコロッケ渡してくれる?」
『はーい、コロッケお待たせしました…あ、』
三郎次「げ、お前かよ」
【三郎次君だ…あれから話してないんだよね…】
『はいどうぞコロッケです｡』
三郎次「なぁ明日火薬委員会来るんだよな？」
『あ、はい委員会巡りの最後の委員会です』
三郎次「お前何考えてんだよ。生徒と仲良くなって最後に裏切る気だろ?」
【え、？そんな事思ってない…】
『そんな事考えてないですよ…』
三郎次「は、どうだかな。このコロッケも何入ってるか分からないしな。」
『おばちゃんが作ったので何も入ってないですよ。』
三郎次「あっそ、まぁいいや明日楽しみにしとけよ」
そうゆうとコロッケ受け取って三郎次君は行ってしまった
苦笑いしながら三郎次君見てると兵君が話しかけてきた
兵助「A三郎次がごめんな」
『ううん､気にしてないよ。大丈夫』
兵助「そうか?無理するなよ？」
コロッケを受け取りながら兵君は心配そうにこっちを見てくる。
『明日で仲良くなるのは難しいだろうけど認めて貰えるように頑張るよ。』
兵助「俺が居るからな。何かあれば言えよ?」
『ありがとう!ほら勘ちゃん達が呼んでるよ?』
『明日…頑張らなきゃ…!!』
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作者名：歌弥乃 | 作成日時：2024年1月2日 14時
