52話目の段 ページ4
会計室からちょっと離れた縁側に2人で座り空を見る｡
三木ヱ門「なんでお前は末崎さんみたいに甘ったるい空気出しながら甘えてこないんだ…天女と言うのはそうゆうものだろう?｣
『…姫華様と私は違いますよ｡さっきも言ったけど私は天女じゃないですしこの世界に来てやっと人間らしく生きていこうって決めたんです。』
三木ヱ門「どうゆう事だ?」
三木ヱ門君に記憶を取り戻した事以外の事を話してまた空を見上げる｡
『私はこの世界に来て良かったと思いますし、出来ればだけどみんなと仲良くしたいって思ってます｡』
三木ヱ門「…私は前の天女にアイドルとしては好きだけど性格は嫌いとか、その性格さえなければ良かったのにとか火器を愛でてるの怖んだけどとか言われて､､でもあの時の私は天女にハマってしまっていてユリコ達を放置してずっと天女ばかり追いかけていたんだ､だからか正気に戻った時ユリコ達に嫌われていて言う事聞かなくなって後悔したんだ…｣
『…辛かったですね…｡』
三木ヱ門「あぁ､､でもお前の方がもっと辛い人生送ってきてるじゃないか､､｡少しは泣きたかったとか逃げ出したいとか思わなかったのか?」
『…1度だけならあります｡姫華様家族に引き取られて一月立った頃耐え切れなくなって逃げ出したんです。山の中に隠れていたけど見つかってもっと酷い仕打ちを受けるようになって､､そこからもう玩具として生きた方がいいって思い込んだんですよね｡』
三木ヱ門「嘘だろ…酷すぎるだろ…」
『､､今考えたらそうですよね…』
少し沈黙があった後田村さんが口を開く
三木ヱ門「…お前の事信じてみるよ、ごめんさっきは｡戸惑っていたんだ本当に信じていいのか､､でもお前なら大丈夫ってわかった｡」
『田村さん…』
三木ヱ門「名前でいい、あと敬語外してくれ｡」
『わかった｡』
【…てか私の方が年上だよね?ずっとタメ口で話されていたけど…まぁいっか｡】
三木ヱ門君と友達になった所で会計室に戻る｡
『ただいま｡』
三木ヱ門「戻りました。潮江先輩先程は失礼しました｡」
文次郎「上手くいったのか？」
文次郎君の言葉にピースをして答える✌︎
三木ヱ門「はい私も信じてみようと思います｡」
文次郎「そりゃ良かった｡」
その後はまた作業を見学させてもらいました｡
算盤も持たせてもらったりしたけど重かったです｡
鐘が鳴り会計委員会見学は終わりになりました｡
『今日はありがとう!楽しかったです!』
【次は図書委員会!頑張ろ!】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：歌弥乃 | 作成日時：2024年1月2日 14時
