77話目の段 ページ30
次のイベントの話し合いをするというので邪魔しないように縁側にいると話し合いが終わったのか呼ばれた。
勘右衛門「Aおいで」
三郎「お前も聞いてて良かったのに」
『まぁね……でもなんか邪魔しちゃいけないかなって』
勘右衛門「真面目だな〜!」
【勘ちゃんって私の頭撫でるの好きだよね…でも落ち着く】
三郎「Aここ座れば?」
三君に呼ばれたので庄左ヱ門君と三君の間に座る。
『今から何するの?』
庄左ヱ門「話し合いは終わったのでみんなでお茶飲もうかと。お姉さんもどうですか？」
【お!やっぱアニメみたいに学級委員長委員会はお茶会するのね！】
『うん喜んで参加させてもらうよ｡』
勘右衛門「Aこれ食べる?」
『煎餅!ありがとう〜』
煎餅を食べながらみんなの話を聞く。
彦四郎「そういえば末崎さん最近大人しいですよね」
勘右衛門「俺達にも話しかけに来なくなったしな」
『姫華さん……』
【っ……あの時の事思い出しちゃった】
三郎「それどころか昨日から学園にもいないよな。……Aどうした?」
『え、なんでもないよ！』
【足の事バレる訳にはいかない…】
庄左ヱ門「僕昨日の休み用があって乱太郎と街に行ったんですけどそこで末崎さん見ました」
彦四郎「庄左ヱ門本当?」
庄左ヱ門「うん。末崎さん男の人数人と話しているの見ました。何を話してるまではわからなかったんですけど楽しそうにしてました。」
勘右衛門「そっかまだその人達といるのかもな」
【…新しい取り巻きでも作ったのかな…前私を襲ったモブ生徒は学園辞めたし…なんか嫌な予感する｡】
三郎「俺達に関わらなければなんでもいいさ。」
『ね、気になったんだけど姫華様ってさみんなからしてどう思ってるの?』
彦四郎「嫌いです。」
『そんなはっきり言う?』
三郎「図書室事件があっただろ?その話はきり丸によって瞬く間に学園中に広がって末崎の本性がバレたんだ」
『え、それは知らなかった…先生達も?』
勘右衛門「そうだよーくノ一もな。だからみんな末崎の事苦手だったり嫌いだったりするんだ。俺も末崎嫌い｡天に返そうと思ったけど学園長先生が返すなって言ってるしな〜…」
庄左ヱ門「だから学園に居場所がなくなった末崎さんは町にばかりいるんじゃないでしょうか。お姉さんを襲ったモブ先輩ももういないわけですし。」
『…そうなんだね。でも姫華様がそれで諦めるかな…(ボソッ)』
彦四郎「ん?お姉さんなんかいいましたか？」
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作者名：歌弥乃 | 作成日時：2024年1月2日 14時
