75話目の段 ページ28
翌日朝早く起きて足の消毒をして包帯を巻いて事務服に着替える。
【前の世界では姫華様にやられた怪我自分で治療してたな……】
『まだ空薄暗いな…顔洗ってまた部屋に帰ってこよ』
顔洗うため井戸に向かうと誰かが先に居た。
山田先生「あ、Aおはよう!」
『山田先生おはようございます。』
山田先生「昨日はよく休めたか？それと利吉には会ったか?」
『はい昼までぐっすり寝ちゃいました｡利吉兄さん会いましたよ〜』
山田先生「そうか｡それにしても無事で本当に良かった…」
山田先生は泣きそうになりながら私の頭を撫でてくれる
『……山田先生』
山田先生「いかん授業の準備しなければ!Aまたな。」
『あ、はいまた｡』
山田先生と別れた後顔洗って歯磨きして部屋に帰ってきた。
『今日は学級委員長委員会の見学だよね｡楽しみ〜!』
そしてあっという間に放課後になり委員会が行われている部屋に向かっています｡左右の手は勘ちゃんと三君に何故か繋がれまま……
回想〜
『ふぅ今日の仕事終わった!』
秀作「お疲れAちゃん〜」
吉野先生「Aさんお疲れ様です｡」
『お疲れ様です!明日もよろしくお願いします』
ガラ!
勘右衛門「A迎え来たよ!仕事終わった?」
三郎「…すまないな勘右衛門が行くって聞かなくて」
勘右衛門「Aが来るの楽しみにしてたんだ!早く行こ!行こ!」
吉野先生「見学ですか?今日は学級委員長委員会なのですね。行ってらっしゃい」
『あ、はい行ってきます!』
秀作「またあしたね〜うわ〜書類ばらまいちゃいました〜!」
吉野先生「小松田君〜!」
『あーあ…笑』
勘右衛門「さ、行こうか♪」
『勘ちゃんなんで手繋ぐ必要あるの?』
勘右衛門「んー?繋ぎたかったから!」
三郎「なら私は左手を繋ごう」
『三君まで!?恥ずかしいんだけど?』
てな感じで2人が離してくれないのでそのまま歩いて来ました｡
三郎「着いたぞ。庄左ヱ門、彦四郎待たせたな。」
彦四郎「いえ!勉強してたので大丈夫です｡それよりお姉さんが茹で蛸みたいに真っ赤になってるので離した方がいいんじゃないでしょうか？」
彦四郎君の言葉にすまんすまんと2人は笑いながら手を離してくれたのですぐ彦四郎君の後ろに隠れる。
『彦四郎君ありがとう〜!』
彦四郎「お姉さんよしよしです｡」
勘右衛門「A出ておいで〜!」
三郎「すまなかったってばほらおいで｣
『うぅ…や!恥ずかしかったんだもん！』
???「お姉さん恥ずかしがり屋なんですか？｣
『…ん?』
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作者名：歌弥乃 | 作成日時：2024年1月2日 14時
