74話目の段 ページ27
姫「な、利吉さん」
利吉「Aがドクタケに連れ去られたって聞いたから様子見に来たら……君何してるんだい?」
姫「利吉さんこ、これは違うの!」
利吉「触らないでください｡どんなに言い訳しようが全部見てたので｡｣
利吉兄さんがそうゆうと姫華様は顔を真っ青にして逃げていった。
『利吉兄さん…』
利吉「今保険委員呼んでくるよ。」
『待って!呼ばないで!』
利吉「なんで?」
『皆にこれ以上心配かけたくない｡だから…今姫華様にされてた事も内緒にしてて…お願い利吉兄さん!』
利吉「A…はぁわかったよ。今回だけだからな！治療するから足出して｡」
利吉兄さんは呆れたように笑うと両足を治療してくれた。
『ありがとう…』
利吉「馬鹿A…次なにかあったら学園長や父上に報告するからな｡」
『……うん｡ごめんね』
しばらく話して利吉兄さんは帰っていった
『寝よ……』
留三郎「AおーいA起きろ〜!(ぺしぺし)」
『……ん?何…』
目を開けると用具委員会が集合していた｡
『……ぎゃ!!』
留三郎「ぶは…笑起きたか?もう昼だぞ?」
『……寝顔見られた…恥ずかしい…』
留三郎「大丈夫だ｡変じゃなかったぞ」
『所で用具委員会揃ってなんの用…?』
足を布団で隠しながら座りなおし留三郎君に聞く。
作兵衛「…昨日はすいませんでした!俺があんな態度とって追い返さなければドクタケに連れていかれること無かったのに…」
平太「僕も怖がってごめんなさい…お姉さんが手当てしてくれたの本当は嬉しかったのにお礼もしないで…僕ドクタケに連れていかれるの見てたのに怖くて動けなくて…助けられなくてごめんなさい」
『ドクタケに連れていかれたのはお二人のせいでは無いです｡私は気にしてないですし謝らないでください｡』
作兵衛「怒ってないんですか?」
『怒るなんてとんでもない!てゆうか怒る要素何処にもないじゃないですか。』
平太「お姉さん…」
『だからこの話はこれでおしまいです｡』
作兵衛「で、でも!」
『そんなに言うなら私と友達になってください｡それでチャラにしましょう｡』
平太「友達…」
私がそうゆうと2人はびっくりした顔をした後笑って友達になるって言ってくれた｡
『ありがとう…これからよろしくね』
作兵衛「よろしくお願いします!」
平太「よろしくお願いします…」
その日は夕方まで用具委員会全員と話し夕食も一緒に食べて楽しい休日になりました｡
【足のことバレなくて良かった…早く治さなきゃな】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：歌弥乃 | 作成日時：2024年1月2日 14時
