私が幸せになるまでの物語 Ⅱ (ページ24)

今日:98 hit、昨日:79 hit、合計:12,163 hit

71話目の段ページ24

八宝斎「どうした?怖くて声も出せないか？安心しろ忍術学園を潰したらお前はドクタケで使ってやる。そうだお前以外と可愛いな…ドクタケ忍者隊の独身と結婚させるのもいいな。」

ドクタケ忍者「……!」
八宝斎「お、お前そういえば独身だったな。」
ドクタケ忍者「俺実はこの子を数日見張ってた時から好きなんです…可愛いし…はぁはぁ」
『………』
八宝斎「ならお前と結婚させてやろう!良かったな!」
八宝斎はそういうと私に笑いかけてくる。

八宝斎「お前こいつを牢に入れて見張ってろ!」
ドクタケ忍者「…はい!行くぞー」

『………』
引っ張られて行き着いたのは地下牢だった。
背中を押されて中に入る
ドクタケ忍者「どうした?さっきから黙って…そうか俺と結婚出来るのが嬉しくて感動しているんだな！」

【んなわけあるか!この人私よりだいぶ年上だよね?言っちゃ悪いけど清潔感ないしちょっと無理!それになんか怖い!!】

ドクタケ忍者「子供は何人欲しい?俺は2人かな!それにしても本当に可愛いな…」
『………【来ないで…!】』
ドクタケ忍者隊が中に入って来て近寄ってくる。
もう駄目だと思って目を閉じた時爆音が聞こえたと同時に私の身体は誰かに抱きしめられた。

ドクタケ忍者「な、なんだ!」
雑渡昆奈門「お、見つけた。大丈夫かいお嬢ちゃん」
ドクタケ忍者「タソガレドキ忍者隊!?」

伊作「Aは返してもらうよ」
留三郎「Aを嫁になんてやるかよ！」
『伊作君!留三郎君!』

伊作「遅くなってごめんね?」
伊作君に抱き上げられたまま外に出るとドクタケ忍者隊と稗田八方斎は縄に繋がれていた。

八方斎「なんで雑渡昆奈門がいるんだ!」
昆奈門「なんでって忍術学園に協力して忍術学園の大事な子を助けに来たんだよ。」

ドクタケ忍者「俺の嫁!返せ!」
留三郎「誰がお前の嫁だ!」

『…ドクタケ忍者さん私はあなたとは付き合えません！ごめんなさい!』
私の返事にしくしく泣き始めたドクタケ忍者をほっといてドクタケ城を出る。

『…雑渡さんはじめまして。助けていただいてありがとうございます』
昆奈門「やっと話せたね。」
『え、？』
昆奈門「ごめんね数日君を見張っていたんだ。伊作君から話を聞いていたとはいえ天女だから信用出来なくて、でも君は大丈夫だと思ったから助けに来たんだよ。」
『雑渡さん…』

昆奈門「私とも仲良くしてくれるかい?お嬢ちゃん」
『…はいお願いします雑渡さん。』

こうしてドクタケの作戦は失敗に終わったのであった。