70話目の段 ページ23
留三郎「なんでここに落ちてるんだ?」
喜三太「…食満先輩!あの、、お姉さんが!」
しんベヱ「うわーん!お姉さんが!」
留三郎「どうした?泣いてたら分からないぞAは何処だ?」
平太「…僕達お姉さんが心配で探してたらドクタケがお姉さんを連れて行ってたの見ちゃったんです…｣
留三郎「平太それ本当か!?」
喜三太「僕達も見てたから本当です…助けたかったけど間にわなくて…お姉さん〜!」
生徒「なんだなんだ」
用具委員会の一年の泣き声に次々生徒集まって来て忍術学園中に連れ去り事件が広まった。
学園長「大変な事になったな。」
勘右衛門「…学園長先生俺達が助けに行きたいです!」
ここは学園長の庵
五.六年生及び用具委員会メンバーが揃っている。
作兵衛「…俺がお姉さんに冷たい態度取らなければ今頃…すいません」
留三郎「作兵衛のせいじゃない。」
平太「…ぐす…」
しんベヱ「平太…泣かないで…ぐす」
学園長「うーむ…小松田君が休みの日を狙ってか…ドクタケにしてはやりおる」
山田先生「学園長先生感心してる場合じゃないですよ。Aが心配です。」
土井先生「今すぐにでも助けに行かなければ！早くしないとアイツらがAに何するか…」
???「救出は我々に任せてもらおう」
伊作「貴方はタソガレドキ忍者隊の雑渡昆奈門さん!」
学園長「何故タソガレドキが?」
雑渡「ふ、あの子に興味がある。それだけさ」
伊作「雑渡さん僕も連れて行ってください!」
学園長「…学園の問題だから他の城の力は借りたくないのだが仕方ない。雑渡昆奈門さんAをよろしくお願いします。善法寺伊作、食満留三郎はついて行くように!他の者は学園に残りなさい」
三郎「…く、」
雷蔵「三郎気持ちは分かるけど先輩達信じて待ってよう?」
作兵衛「…食満先輩…」
留三郎「わかってるAは絶対連れて帰ってくる。」
作兵衛「…お姉さん無事でいてください…」
こうして雑渡昆奈門率いるタソガレドキ忍者隊、伊作、留三郎がAを救出する事になった。
その頃ドクタケ城
『…ん…ここは?』
八方斎「やっと目を覚ましたか」
『ドクタケ…そうだ私…なんで私を連れてきたんですか！？』
八宝斎「お前天女の割には愛されているそうじゃないか。お前を人質にしたら助けに生徒や先生が助けにくるそしたら学園はがら空きになるだろ?｣
『………』
八宝斎「そこを我々ドクタケが攻める！そしたら忍術学園は終わりだ。我々の勝ちだ!」
『……』
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作者名：歌弥乃 | 作成日時：2024年1月2日 14時
