私が幸せになるまでの物語 Ⅱ (ページ21)

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68話目の段ページ21

留三郎「揃ったな。喜三太としんベヱはなぜ遅れたんだ?」

喜三太「ここに来る途中綺麗な花見つけてお姉さんにあげたくて摘んでたら遅くなってしまいました～」
しんベヱ「はいお姉さんあげます!」
『え、私に?』
喜三太「はい!僕達お姉さんと仲良くなりたくて!」
しんベヱ「嬉しくないですか？」
不安そうに顔を見てきた2人に笑顔で答える。

『ありがとうございます。嬉しいです!2人が手をこんなに汚してまで私の為に花詰んでくれて嬉しいです。』
花を受け取ると2人は嬉しそうに飛びついてきた。
しばらく話して仲良くなったのでタメ口で話すことになった

留三郎「そうゆう訳か…良かったなA」
『うん!嬉しい…枯れちゃうの嫌だからしおりにでもしようかな』

2人に抱きつかれながら留三郎君が作兵衛君に話しかけるのを見る
留三郎「Aから聞いた。平太膝大丈夫か?」
平太「はい…お姉さんが応急処置してくれたおかげですぐに治るそうです…」
作兵衛「平太を助けてくれたのは感謝してますけど食満先輩俺まだあの人の事信じられないです。」
平太「僕もまだ怖いです…」
留三郎「…そうか…」

【…だよね。そう簡単には行かないよね。】
『お2人とも信じたくないならそれでいいです。だけど私は叩いたり殴ったりしませんからそれだけは分かって欲しいです。さ、留三郎君遅くなる前に委員会しなきゃ!』

留三郎「そうだな…今日は壊れた塀の修復作業と手裏剣磨きだ!A一年生と一緒に手裏剣磨いてくれるか?俺たちは塀の修理してくる。」
『うん分かった!気をつけてね?』

3人を見送り一年生と私だけになった。
『…手裏剣磨き方教えてくれる?』
喜三太「はーい!」
しんベヱ「こうするんです！」
平太「……」

手裏剣の磨き方を教えてもらいやっていく
『怪我しないように気をつけてね』
喜三太君としんベヱ君とは仲良く話せてるけど平太君には避けられてる。
喜三太「平太お姉さんは怖くないよ？」
しんベヱ「そうだよ!平太もお姉さんと話せばわかるよ!」

平太「でも…怖い～…」
『喜三太君、しんベヱ君良いよ。平太君ごめんなさい…怖いよね…私3人の様子見てくるから作業やっててくれますか?』
平太「あ、、、」
用具室を出て塀の修理をしている3人の所へ歩く

【……調子乗りすぎたな。浮かれてたよ…私は邪魔者なのに…楽しすぎて忘れてたな。帰らなきゃいけないのに…地獄に戻らないといけないのに…】
『泣いたら駄目…泣き止まなきゃ…涙止まってよ…!』