私が幸せになるまでの物語 Ⅱ (ページ19)

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66話目の段ページ19

作法委員会の見学が終わった翌日の朝ーーー

『んん…朝?…?なにしてんの勘ちゃん!?』
目を開けたら勘ちゃんが居ました。一気に目が覚めました…
勘右衛門「おはよ!んー?Aの寝顔見てた」
『…なんで?』
勘右衛門「だってAにしばらく会えなかったんだもん～それにしても寝顔可愛いね。」

『何それ…私なんかの寝顔見ても意味無いでしょ？』
勘右衛門「あるよ?だって俺Aが…」
兵助「やぁAおはよう。勘右衛門探したぞ！」
勘右衛門「げ、兵助…なんで来たんだよ。」
兵助「なんでってAの迷惑になるからだろ?」

『兵君おはよう…びっくりしたけど迷惑ではないよ?でも勘ちゃんもうやめてね?で何を言いかけたの?』
勘右衛門「ん?何でもないよ?ちえ～Aがそうゆうなら仕方ないな。」
兵助「ほら勘右衛門行くぞ。Aまた後でな。」
勘右衛門「Aまたねー！」
『なんだったんだろ？気になる…あぁ早く準備しなきゃ!』

勘右衛門sideーーーー
勘右衛門「兵助わざとだろ?邪魔したの」
兵助「当たり前だろ?Aが落ち着くまでは告白しないって決めただろう」
勘右衛門「…そうだけどさ…」
そう俺達五年は全員Aが好きだ。
それぞれ好きになったきっかけはバラバラだけど俺の場合Aが山賊にやられたって聞いた時にこのままAは居なくなるんじゃないか、元の世界に帰ってしまうんじゃないかと不安になって泣いたけど無事Aが目を覚ましたの見た時俺はAが好きなんだって気づいたんだ。
俺は絶対諦めたくない。ライバル沢山いるけど負けたくない…
A俺の隣でずっと笑っていて。

兵助sideーーーー
朝起きたら勘右衛門が居なくて探してたらAの部屋に居た。寝顔見てた見てたみたいだけどずるいぞ勘右衛門…
じゃなくてしばらく様子見てたら勘右衛門が流れで告白しそうになったから止めた。近くで見た寝起きのA可愛かったな…って違う違う俺は変態じゃない！
俺はいつの間にかAを目で追うようになってAが笑っていたら胸がドキドキするし泣いていたら守ってあげたいしこの気持ちなんだろうって雷蔵達に相談したらそれは恋って言われたんだ。今まで人を好きになった事なんて無かったからAが初恋なんだ。初恋は叶わないとか言われてるけど負けたくない。絶対諦めたくない。
A好きだよ。恋を教えてくれてありがとう

『くしゅん…!んー誰か噂してる?やばい急がなきゃ!』