64話目の段 ページ17
『ううん…びっくりしましたがとても嬉しいです。ありがとうございます笹山さん。部屋に飾りますね。』
仙蔵「良かったな兵太夫」
兵太夫「はい!そうだ僕にもタメ口でいいですし名前で呼んでください。」
『分かった兵太夫君ありがとうね。』
伝七「…は組の癖にやるじゃん」
兵太夫「伝七羨ましいんでしょ〜」
伝七「な、別に羨ましくない!僕だってお姉さんに喜んで貰えるプレゼント用意できるもん!」
兵太夫「本当〜？」
伝七「な、バカにすんなよ！」
『え、喧嘩…?私のせいだよね…?ね、2人ともやめよ?』
2人に声をかけるがヒートアップしていく。
仙蔵「こらやめんか！」
仙蔵君が注意してやっと止まってくれた。
伝七「だ、だって兵太夫が!」
兵太夫「伝七が…!」
『あのね、私は2人が私のせいで喧嘩してる方が悲しいし寂しいよ?だから仲直りしよ?』
伝七「…ごめん兵太夫」
兵太夫「僕こそごめんな｣
『ふふ2人とも偉いね!(撫で)』
伝七「今度僕もお姉さんにプレゼント渡します!」
『うんありがとう、楽しみにしてるね?』
仙蔵「もういいか?委員会やりたいんだが…」
『あ!ごめんね!』
やっと始まった委員会活動
今日は生首フィギュアを綺麗にしていく作業らしい
『アニメで見てたから知ってるけど生首フィギュアって本当ヘンテコな顔してるよね〜』
喜八郎「Aは生首フィギュア怖くないの〜?」
『ん?事務の仕事でしょっちゅう見てるからね』
喜八郎君と話しながらフィギュアを拭いていく」
綺麗になったフィギュアを1年生達が倉庫に戻しに行くのを見送り休憩する。
仙蔵「そうだA化粧してみないか?」
『化粧…?』
仙蔵「そうだ､A化粧した事ないんだろ?」
この前仙蔵君と話してた時何故か化粧の話になって今までした事ないって話したんだけど覚えてたんだ。
『でも初めてだしおかしくならないかな？』
仙蔵「大丈夫だ。教えるから。」
喜八郎「僕もやる〜」
藤内「僕も教えますよ。やりましょお姉さん!」
『…みんながそう言うならやってみようかな?』
そうして始まった化粧教室。
始めてすぎて沢山失敗しちゃったけど3人が優しく教えてくれて何とか形になって来た。
仙蔵「よし後は紅だけだ。塗ってやるから貸してみろ」
『え、恥ずかしいから良いよ!教えてくれたらやるよ！』
仙蔵「私がやりたいんだ…ダメか?」
『……分かった』
仙蔵「よし出来たぞ、見てみろ。」
目を開けて鏡を見る
『…これが私…?え、全然違う…』
藤内「お姉さん可愛いです!」
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作者名：歌弥乃 | 作成日時：2024年1月2日 14時
