私が幸せになるまでの物語 Ⅱ (ページ16)

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63話目の段ページ16

生物委員会見学から3日後今日は作法委員会見学の日です。

【作法室はここだね。作法委員会は兵太夫君だけだよね…?】
作法室の前に着くと同時に扉が開けられた

喜八郎「A待ってたよ」
『びっくりした…喜八郎君よく分かったね?』
喜八郎「歩いてくる気配がしたからね～ほら入ろ～」

喜八郎君に背中を押され作法室に入る。
仙蔵「Aいらっしゃい。すまんな六年の実習があったから間が空いて。」
一昨日と昨日六年は実習で出掛けてて委員会活動無かったんだよね。

『気にしないで?実習お疲れ様!』
藤内「お姉さんこっちに座ってください!僕お姉さんが来るための予習してたんです。」
伝七「お姉さんいらっしゃい。そうだ僕今日のテストで100点取ったんです。まぁ優秀な僕ならできて当たり前ですけどね!」
藤内君に呼ばれたので藤内君と兵太夫君の間に座る。
『ふふ伝七君偉いね。よく頑張りました』

喜八郎「…A」
『き、喜八郎君!?なにしてんの?!』
喜八郎「なにってAが構ってくれないから…」
藤内君と伝七君と仲良く話してると喜八郎君が後ろから抱きついてきた。
『､､恥ずかしいんだけど喜八郎君…離して｡』
喜八郎「やだ…離したくない…」
『仙蔵君お願い助けて…』

仙蔵「ほら喜八郎後でいくらでも抱きついていいから委員会始めるぞ！」
仙蔵君が喜八郎君連れて行ってくれたのはありがたいが余計な事言われた気がする。

喜八郎「後でね～」
『後で…!?』
兵太夫「お姉さん大変ですね笑僕笹山兵太夫です。ずっと楽しみにしてたんですお姉さんが見学に来るの!」
『あ、初めまして私の名前はもう知ってますよね。よろしくお願いします。』

兵太夫「僕カラクリが好きでよく作るんですがお姉さんにずっとあげたかったカラクリがあるんです!これどうぞ」
兵太夫が箱を出してきたので受け取る。
『いいんですかありがとうございます、開けてもいいですか?』
兵太夫君が頷いたのを見て箱を開ける。
『うわ!!』
開けると中からなにかが飛び出してきたのでびっくりして隣で見てた藤内君に抱きついてしまった。
『藤内君ごめんね…!』
藤内「いえ大丈夫ですよ…大丈夫ですか?(お姉さんが抱きついてくる予習なんてしてないよ!)」

【恥ずかしい…】
『うんびっくりしただけ…よく見たら黒猫のぬいぐるみ…?』
兵太夫「三治郎からお姉さんは猫が好きだって聞いてたからぬいぐるみあげたかったんです!お姉さんと仲良くなりたくて…ダメでした？」