61話目の段 ページ14
ただいまジュンコと大山兄弟探し中です
八左ヱ門「Aはジュンコ探してくれるか？大山兄弟は少し危ないから」
と八君に言われたのでジュンコを探しています。
『ジュンコ〜何処〜?』
草むらを分けながらジュンコを探していると何処からか声が聞こえてきた。
【あ、モブさん達だ…｡】
モブA「あ、あれジュンコじゃね?」
モブB「本当だ…あ!いい事考えた」
モブC「お、なんだ?」
モブB「ジュンコいじめねぇ?姫様を怖がらせる存在だし」
モブA「賛成〜!伊賀崎も生意気でムカつくしな。」
【…このままじゃジュンコが…!知らせなきゃ…いや間に合わない】
モブがジュンコを捕まえようとした時ジュンコの前に立つ
『やめてください。』
モブA「あ、お前!どけよ！」
『嫌です。ジュンコに何しようとしてたんですか？』
モブB「お前には関係ないだろ」
モブC「すっこんでろよ」
『ジュンコには手を出させないです！』
ジュンコを抱き上げ服の中に隠す。
モブC「ち、隠しやがった…」
モブB「邪魔すんじゃねーよ！」
イラついたモブに背中を蹴られる
【このくらい慣れてるし…ジュンコを守らないと】
モブA「だいたいお前もムカつくんだよ。姫様が1番になれないのはお前がいるからって泣いてたぞ」
モブC「お前さえ居なければ姫様が悲しまないんだ。」
そう言いながらモブ達は私を蹴ってくる。
【また伊作君に怒られるな…八君ごめんね…約束守らなくて…｡】
ジュンコを庇いながらひたすら耐える。
八左ヱ門「おーいAジュンコ居た…何やってんだお前ら!」
孫兵「な、お姉さん!大丈夫ですか!?」
八君と孫兵君が様子を見に来て見つけてくれた。
モブB「げ、竹谷」
モブA「別になんもしてねーよ!おい行くぞ!」
八左ヱ門「おい待て!」
三郎「八左ヱ門私が追うAを頼む」
伊作「Aちゃん〜?(*^^*)」
【なんで三君と伊作君が居るの?】
孫兵「お姉さん!なんで…」
『あの人達がジュンコをいじめるって言ってるの聞いて…ジュンコは無事だよ…｡』
孫兵「な、ジュンコを守るために?」
八左ヱ門「A無茶するなって言ったよな!」
伊作「そうだよ約束したよね?」
『い、伊作君…な、なんで居るの…?』
伊作「三郎と歩いてたら八左ヱ門の声が聞こえて急いできたんだ。怪我させるために委員会見学させてるわけじゃないんだけど?」
『ごめんなさい…｡でもジュンコは孫兵君の大事な子だし孫兵君が傷つかないようにって思ったら勝手に身体が出てたの…』
孫兵「お姉さん…」
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作者名：歌弥乃 | 作成日時：2024年1月2日 14時
