45話目の段 ページ47
留三郎「おいAを離せ!」
山賊3「な、なんだんだお前達!」
山賊2「こいつは売り物だ！離すもんか!」
山賊1「邪魔するな!」
仙蔵「売り物だと?Aは私達の友達だ｡売らせるわけないだろ?」
伊作「……返してもらうよ。」
伊作君が近づいてきたと思ったら抱きかかえられ山賊と距離を取る｡
山賊はあっという間にやられ逃げていく。
長次「もそ…大丈夫か?」
伊作「すごい怪我だ……早く治療しないと!」
『……なんでここに居るの……?』
仙蔵「授業でこの山に来ていて先程泣きながら走ってる一年い組に会って話聞いてそれで助けに来たんだ…良かった間に合って｡」
『……そうなんだ…ありがとうっ…』
【安心したらすごい痛くなってきた…目の前がぼやけてきた…もう駄目…】
伊作「A!?しっかりして!」
仙蔵「気を失ってるだけだ。急いで学園へ帰るぞ。」
六年はAを抱え急いで学園に戻る。
学園に着くとい組から話を聞いていた新野先生が待っていて急いで治療が始まった｡
新野先生「…できる限り治療はしました。後はAさんが目を覚ましてくれたら…思った以上に怪我酷かったので今夜が峠かもしれません…」
伊作「Aちゃん…っ(泣)」
彦四郎「お姉さん、お姉さん…(泣)」
一平「……ごめんなさいお姉さん!」
伝七「僕達がしっかりしてればこんな事にならなかったのに…」
左吉「僕達怖くて動けなくて､､」
文次郎「もう泣くな｡お前達は頑張った｡」
仙蔵「そうだ､Aの事をすぐ教えてくれたからAが売られなくて済んだんだ」
伊作「……ほら後は僕達に任せて」
い組を落ち着かせて部屋に返す。
仙蔵「さて文次郎、小平太これでもAを信じられないか?」
小平太「私は､､天女と言うだけで決めつけていたのかもしれん｡怖がれせてしまった事謝りたいぞ」
伊作「文次郎は?」
文次郎「……俺も信じてみようと思う｡後輩を助けてくれた礼もしたいしな」
伊作「そっか､､目覚めたらちゃんと話しなよ?」
長次「あの時の事も謝らないと…もそ」
文次郎「分かってる」
夜中誰も居なくなった保健室に姫華が現れ寝ているAの傍に立つ
姫「……そのままﾀﾋんじゃえば良かったのに。ムカつくムカつくムカつく!なんであんたばっかり……!お前さえいなくなればいいのに…愛されるのは姫だけでいいの!｣
見ている者がいると思ってない姫華はAを蹴ると去って行った。
伊作「……」
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作者名：歌弥乃 | 作成日時：2023年12月8日 13時
