私が幸せになるまでの物語 (ページ40)

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38話目の段ページ40

姫華様が待ってる裏庭に向かう｡
『お待たせしました…』
姫「遅いじゃない！まぁいいわ……ちょっと来なさい」

姫華様について行くと古い倉庫があった
姫華様に背中を押され倒れ込む。
『ここは?っ…いた…』
姫「たまたま聞いたんだけどここ滅多に人が来ないらしいよ～♡ふふふあんたを痛めつけるにはちょうどいい場所ね。」

『……』
姫「なんであんたばっかり忍たまに好かれるのよ！あんたさえ居なければ私がチヤホヤされるのに！ムカつく…さっさと消えろ！」

『やめ、姫華様…やめてください…』
姫華様は私を暫く殴ると苦無を取り出した

姫「ふふふ殴るだけじゃ気が済まないわ､これで足刺したらどうなるかしらね?きゃは♡」

『……!』
【逃げなきゃ…でも怖くて動けないよ…】

姫「そういえばあんたのそのリボン似合ってない癖によく付けれるわよね…こんなのあんたみたいなおもちゃには必要ないわ!」
『……それだけはやめて！』

姫「うるさい!こんなものこうしてやる!」
姫華様は私からリボンを奪うと苦無で切り裂いた

『あ、、や、なんでこんなこと…』
姫「ふん､罰よ罰。姫に逆らうからこうなるのよ♡次調子に乗ったら足に苦無刺すからね」

姫華様は満足そうに笑うと倉庫を出て行った。
『…………』

何にもする気が起きずただ座り込みリボンを見つめる。

【このリボンがあったから私は辛いことを耐えられたんだ…やっぱり私が幸せを望んだらいけなかったのかな…】

「Aちゃん、Aちゃん!しっかりして!」

『あ……』

シナ先生「やっと見つけた!もう夜よ?みんなAちゃんがいないって探してたの……どうしたのこんな所で…みんな居たわよ～！」
シナ先生が叫ぶと五年と伊作が集まってくる。

『……私なんかが幸せになろうとしてごめんなさい私はやっぱりおもちゃらしく生きなきゃ……｡』

シナ先生「Aちゃん…?」
｢｢「!?」｣｣

『ごめんなさい……ごめんなさい……許してください』
勘右衛門「Aどうしちゃったの…?しっかりして!」

伊作「錯乱状態だ。ちょっとごめんねAちゃん。僕保健室へそのまま連れていきます。八左ヱ門、兵助着いてきて。」
「「はい!」｣
首の後ろを叩き気を失わせると保健室へ向かう。

シナ先生「Aちゃんのリボンが……何これ!?」
三郎「切り裂かれてる…やったの末崎か…」
勘右衛門「酷い…」
雷蔵「大事なリボンって言ってたよね…」

シナ先生「とりあえず保健室行きましょうか……」